芸術的なケーキセットとカップ [美術鑑賞]

西山美術館で石とロダンとユトリロを観た後のことです。

まぁぼうさんが調べてくれて、「喫茶コーナーのケーキセットが良いらしいですよ」
と薦めてくれたので、きっちり予約を入れておきました。

入っていくと、アットホームな雰囲気の喫茶コーナーでした。
「お待ちしておりました。そこのお席にどうぞ♪」と言われて席につきます。

出てきたケーキセットは、すごいものでした。
これだけでも、そうとう芸術的です。
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右上のは「栗の渋皮煮」
大きな栗は、こちらの庭で採れたモノだということですが、
小さめのミカンぐらいの大きな栗で、甘くて美味しかったです。

左上は江戸切り子のグラスに入れられた「オレンジゼリー」
多分手作りの、オレンジマーマレードが乗っていて、
ちょっと甘かったけど、香りが良くてこれも美味しかったです。

シフォンケーキは、甘さ控えめの生クリームが乗っていて、
さっぱりしているので、いくらでも食べられそう!

上真ん中の果物、上品な甘さの柿も、ココのお庭で採れたのだそうです。
(すごいお庭です!)

これだけの内容で、飲み物付き1000円は安いでしょう?
そう・・・その飲み物ですが、マイセンのカップに入ってきました。

「これって・・・(マイセン?)」
「はい、マイセンです。1客40万ずつですよ」
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ケーキを食べるのに、手が滑ってカップを落としはしないかと、
かなり気を遣って、貧乏人の私は疲れました(笑)

このポーションミルクが乗ったミニトレイもマイセンです。
あはは、ミルクどかして撮れば良かった。。。
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寒かったし、行ってみたら小さな美術館でしたが、
いろんな素晴らしいモノを拝見して、心から満足した私たちでした♪

石と石と石(西山美術館) [美術鑑賞]

巨大な天然石がそこここに展示してある美術館でした。
72個、総計43トンだそうですよ。

そうそう、入場チケットを渡すと、受付で記念に水晶を下さいました。
それも2つも!
ただ、米粒の2倍程度の大きさなんですけどね♪(笑)
でも、お財布に入れておくと幸せになるそうなんです。

私のお財布の小銭入れ部分には、mutuminさんのお守りが3つと、
銭洗い弁天の小判型のお守りと、夫の旅行土産の小さいのと、
全部で5個も入っていたのですが、そこに小粒の水晶が2つ加わって、
コインの数よりも、そういうのが多い時もあったりして♪(爆)


ま、それはともかく(^_^)v

緑色の水晶(アベンチュリン)
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中国では「幸福・財産・繁栄」を引き寄せる石として人気があり、
玄関や部屋の中心に置いて福を招くのだとか。
右手で石をさわり、その手で悪い部分を撫でるとよくなるんですって。
その説明書きに付け加えてあったのは・・・「但し 顔と頭は治りません」
あー、肝心なところはダメか!(爆)

ピンクの水晶(ローズクォーツ)
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紫水晶(アメジスト)
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レモン水晶
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気の淀みをはらして、快適な眠りをもたらしてくれるそうです。

赤碧玉(あかへきぎょく・・・レッドジャスパー)
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女性を守ってくれる石と言われています。
両手で3秒ほど触って、その手を腹部に当てると、婦人病にならないとか。

ソーダライト
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心の内の邪念や恐怖心を静め、悪への誘惑を断ち切り、
正しい事を行う勇気と行動力を与えてくれるといわれています。
理性的な行動を促すことから「知性の石」とも呼ばれ、
仕事や学問において運気を上昇させてくれると伝えられています。

菊花石(きくかせき)
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菊の花のように、華やかで上品な女性になるサポートをしてくれるんですって♪
石の中に咲いた菊の花は枯れないので、石言葉は長寿、幸福。

これだけの立派な石に触れたのですから、
間違いなく幸せになれそうですよね♪


さらに、ロダン、ユトリロは、静かな館内でゆっくり鑑賞出来ました。

特に、ユトリロについては、
アルコール依存症で神経を病んでいた彼の、
精神の軌跡が分かる展示の仕方をしてありました。
幸福とは言えないおいたちから、少年時代に既にアルコールにおぼれ、
自分から申し出て何度も入院していますが、入院中に描いた絵もありました。
白の時代の絵画たちや、躁状態と鬱状態の時に描いた絵の違い等、
興味深く観ることが出来ました。


さて、数々の石と、ロダンの彫刻やユトリロの絵画を鑑賞したあと、
私たちは、また素晴らしいモノを観ることになるのです・・・。

石とロダンとユトリロと(西山美術館) [美術鑑賞]

先日も書きましたが、私はここ「西山美術館」を存じ上げませんでした。
それで、

こんな門をくぐり・・・、
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こんなお庭を見ながら、
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こんな坂を登っていくと、
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いきなり、神社などあるので、
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私は最初、宗教関係のえらい人が作った美術館かと思いました(笑)
入り口にはピッカピカの考える人も居ますし♪
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でも、調べてみると、作ったのはこの方・・・西山由之さん。
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(株)ナックの創業者でした。  公式サイトはこちらへ

作られたのは2006年ですから、まだ本当に新しい美術館だったのですね。
それに、美術館としてはさほど大きくありませんから、すぐに見終わってしまう量でした。

とは言え、ロダン、ユトリロのコレクションは世界に誇れるモノだということで、
確かに、充実していました。


でも、圧巻はこっち。
自然石のコレクションです。

このローズクォーツは、ギネスに認められた世界一の大きさですって!
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パウロさんのところで採れたモノで、直径が1m弱もあります。
「手を合わせると心が豊かになります」と書いてあったので、
しーっかりと手を合わせましたよ(笑)

これは、木の化石。
真ん中のハートはおまけで、肝心なのは周りです。
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1億8000万年前の木が、土に埋まり化石になったのです。

石は写真を撮っても、触ってもよかったので、
暖かい館内で、冷たい石の感触を心ゆくまで楽しみました。


明日、まだ少し、石の写真をご覧ください。

ターナー展(東京都美術館) [美術鑑賞]

しばらくぶりで、美術鑑賞でした。

親知らずさん母子と、東京都美術館「ターナー展」に行ってきました。

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チケットに描かれているのは、
「ヴァチカンから望むローマ、ラ・フォルラリーナを伴って
回廊装飾のための絵を準備するラファエロ」という長いタイトルの絵です。
右側に居るのがラファエロさんです。

20日の日曜日・・・雨で非常に寒い日でした。
外では写真を撮る気にもなれず、中側からの写真です。
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それでも、たくさんの人が傘をさして訪れます。
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この「自画像」リアルに描いたとすれば、かなりのイケメンでしょ?
自画像だから、自分で美化しちゃっていたりして(笑)
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お土産に買ったマグネット
「スピットヘッド、ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」
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月が美しく描かれています。
「月光、ミルバンクより眺めた習作」
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「チャイルド・ハロルドの巡礼-イタリア」
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かの夏目漱石が、「坊ちゃん」の中で登場させています。
主人公と釣りに行った赤シャツが、沖合の島に生えている木を見て、
ターナーの絵にありそうだね、と言っています。
漱石さんは、イギリス留学中にターナーの絵を観たのでしょう。
この不思議な形の樹を描いた絵は数点ありますので、印象に残ったのでしょうね。

私が好きなのは、
「バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨」
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鮮やかな色ではありませんが、うっすらと虹が架かっています。
にわか雨の後で、虹の下の方は薄日が差していますね。


暗い聖堂に斜めに差し込む淡い光とか、
月明かりの海面とか、光の扱いが美しい絵の数々でした。
全体の雰囲気は暗い絵が多いですが、光が綺麗なので救われます。

晩年は色彩の研究をしていたらしく、抽象画のように色で遊んだ絵が多かったです。

もしかしたら76歳まで生きたターナーは、
晩年白内障になり、モノの輪郭がぼやけて見えていたのではないか?と、
親知らずさんたちと母子4人で盛り上がりました(笑)

例によって、ケーキを食べ、お茶を飲みながら・・・ね♪
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そうそう、ミュージアムショップでお土産を買ったらこんなカードをもらいました。
左下に割引券がついています・・・100円ですけど、気が利いてますね♪
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ランチは簡単に済ませました。
軽井沢の「浅野屋」が、上野エキュートに出店しています。
美味しいパンでランチしてから繰り出しました。
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とっても楽しかったです。
親知らずさん、お誘いいただいてありがとうございました♪

国宝燕子花図屏風 〈琳派〉の競演(根津美術館) [美術鑑賞]

久しぶりに根津美術館に行きました。
国宝燕子花図屏風 〈琳派〉の競演」を観るためです。
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この看板の背景になっている絵が、国宝の「燕子花図屏風」です。

タイトルにもなっている、燕子花(カキツバタ)図屏風は、
江戸時代半ばの元禄年間に、尾形光琳(1658~1716)が生み出した
日本の絵画史を代表する作品の一つです。
尾形光琳以降、彼の影響を受けた「琳派(りんぱ)と呼ばれる作品群と、
その影響を受けた作品を、光琳作品を中心に展示してあります。

今回も、根津美術館の収蔵品展です。


琳派の特徴として、没骨(もっこつ)と呼ばれる、
輪郭線を描かずに直接彩色する画法は、金地に絵の具の色が透き通って美しいです。
燕子花図屏風は特に、燕子花の青すぎるほどの青が胸に染み入ってきます。

思わずチケットファイルも買ってしまいました♪(笑)
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やはり金地に描いてありますが、花の絵だけ抜き出した絵はがきです。
「四季草花図」の部分、2種類
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光琳の作と伝えられる「白楽天図」
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鈴木其一の夏秋渓流図(部分)
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金地に、鮮やかに彩色された作品は、素人目にも「琳派」と分かる特徴があり、
ゴージャスで美しく、当時の隆盛が忍ばれました。
今月19日までですので、実際にお近くでご覧になってください。


根津美術館の展示は、毎回さほど多くはないのですが、
濃密で素晴らしい空間を作り上げてあります。
常設展示も、特別展示の流れでそのまま観ることが出来て、
アジアから伝わった青銅の道具類には、圧倒されます。

そうそう、その一つが、根津美術館のシンボルマークにもなっている、
重要文化財「双羊尊(そうようそん)」
チケットもこれがデザイン化されています。
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以前、ドリトル先生に出てくる「おしつおされつ」に似ていると話題になりました。
その時の記事はこれ

「双羊尊」の絵はがきを見つけました・・・こんな感じなのです。
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お客さんはたくさん居たのですが、何故か静かな雰囲気です。
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下を見ると、お庭に出て行く人たちが・・・!
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そうそう、お庭には今回のメインになっている「燕子花」が満開でしたよ。
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明日は、お庭をご覧下さいね!

ミュシャ展とその後(森アーツセンターギャラリー) [美術鑑賞]

ミュシャ展では、人の波がすごかったです。
人混み大好きな私でさえ、うんざりするほどの人、人、人・・・!

と言うか、展示物を思うように観られないのが、もどかしかったです。

館内のアナウンスで「展示物の順番を決めていないので、
ご自由に、すいているモノから観て下さい」と言っていたのですが、
人間の心理として、どうしても順番に観ていきたいらしく、
国会の牛歩戦術のように、みんなのろのろ進みます(笑)

まぁ、しょうがないので、私は諦めてチョロチョロしていました。
開いている所にするりと入り込み、その絵を観たらまた次へ、
人の間に頭を突っ込んで、観てはまた別な所へ。。。
そうしないと、どうしても思う通りに観られないのです。

順番に観なくても良いと言っているのですから、「割り込み」ではないのですが、
白い目でご覧になる方も居て・・・ちょっと居心地が悪い時もあり(-"-;)


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お土産に買ったカレンダー図柄の絵はがきです。
絵の部分だけ、載せました。

とにかく、素晴らしい絵だったことに変わりはありません。
会場が混んでいたことに関して、ミュシャさんに罪はありません(当然です(笑))


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昨日も触れましたが、晩年の彼はチェコに帰り、祖国への思いを20点もの大作に託しました。
美しい女性を描いていた筆で、戦争を含めた人間の罪を描いたのです。

そしてミュシャさんは、秘密結社フリーメイソンに入っていました。
プラハ支部の創設者だということでした。
祖国への思いと、人間の罪への贖罪の気持ちが、
彼の目をフリーメイソンに向けたのでしょうか。

美しい絵を観てきて、後半で彼の内面の動きを知ったので、少しショックでした。
激しく疲れたのには、それも影響しているのかも知れません。

なーんて言ってますが、見終わって出てきた娘たちも、揃いも揃って不機嫌でした。
要するに、みんな疲れたのでしょう(笑)

ただ、私は豚かばん(色々詰め込んで豚みたいに太ったカバンのこと)が重くて、
人混みの中を、肩に提げて歩いたので、肩凝りがすごかったのです。
親知らずさんたちに、「リュックにしたら良いのに」とアドバイスを受けましたが、
私には、どうもリュックが似合わない気がします。

若い娘たち3人はもちろん、アスリートっぽい親知らずさんは、
リュックを背負ってもカッコイイのですが、私が背負ったらオバサンです。

義母は87歳で亡くなるまで、「年寄りに見えるから」とリュックを使わなかった人です。
実母は、80歳前からリュックを背負っていて、ばあさん臭かったのです。
それも頭にあったのかも知れません。
どうも、リュックを背負うのに抵抗があります。

でも、展示を観たり写真を撮り歩くには、やはり身軽な方が良いですね。
次回からは、考えます♪
昨夜は湿布を貼って寝ました ←この方がよほど年寄り臭い(-"-;)


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お腹すいた、喉が渇いたとぼやく娘たちをなだめすかして、
成人式前撮りの写真とデータを受け取ると、やっとティータイムです。

「パステル」で極上のプリンをいただき、やっと人心地つきました。

楽しくおしゃべりして美味しいモノをいただいたら、疲れも半減して家路につきました。
おかげで、ぐーっすり眠れましたし、「終わりよければすべて良し」です♪(笑)


今月19日までですので、ご興味のある方はお早めにどうぞ!

ミュシャ展 パリの夢モラヴィアの祈り(森アーツセンターギャラリー) [美術鑑賞]

親知らずさん母子と、行って来ました六本木。
森アーツセンターギャラリーにて「ミュシャ展 パリの夢モラヴィアの祈り」でした。
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GWまっただ中だったせいか、チケットで並び、入口で並び、
展示を観るのに押し合いへし合い・・・凄まじいエネルギーが必要でした(笑)
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私は、このミュシャさんは、花とチェコ衣装やアクセサリーに囲まれた、
美しい女性ばかり描いていたと思っていました。。。

彼はチェコで生まれてパリに出て、苦労して画家活動をしていましたが、
パリの大女優「サラ・ベルナール」に見いだされ、彼女のポスターを描くことになりました。
第一号のポスターが大好評だったため、
それから6年契約で彼女のポスターを描き続けました。
彼の不動の地位を確立した出来事でした。

その後、いろいろなパッケージやポスターも描きますが、
彼がたどり着いたのは、祖国への深い愛から来た民族意識で、
その集大成が、晩年のすべてを注ぎ込んだ大作集「スラブ叙事詩」でした。

スラブ叙事詩は持って来ていませんでしたが、大きな習作がいくつもありました。
会場は広く、展示数も多く、入場観客数も多く、ハードでした(笑)

スラブ叙事詩を会場のスクリーンで観て、スラブという単語からの連想からか、
私はチャイコフスキーの「スラブ行進曲」を思い出しました。
荘厳で沈痛な雰囲気の、素晴らしい曲です。


とにかく、疲れましたので、今日はもう寝ることにします。
これは、お土産に買ったチケットケース。
開くと両方に納められるようになっていて、便利です。

ミュシャさんの美しい女性が描かれていますしね♪
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内側
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美術品だけど座れる椅子(埼玉県立近代美術館) [美術鑑賞]

埼玉県立近代美術館のあちこちに、椅子が置いてあります。

それはもう、様々な形の椅子があり、座っても良いのですが美術品です。
逆に言えば、美術品と言えど椅子ですから、座るべきモノなのです!(笑)

ロン・アラッドの
「トム・ヴァック」
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テルイェ・エクストレムの
「エクストレム」
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チャールズ・レニー・マッキントッシュの      チャールズ・レニー・マッキントッシュの
「ヒルハウス1」                    「アーガイル」
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チャールズ・レニー・マッキントッシュの      ヘリット・トーマス・リートフェルトの  
「サイドチェアとテーブル」              「レッド・アンド・ブルー」
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ル・コルビュジエ他2名の              アルヴァ・アールトの
「バスキュラン・チェア」               「パイミオ」
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ピエール・ポーランの                アキッレ・カスティリオーニ他1名の
「タン」                         「セッラ(鞍)」
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ペーター・オプスヴィックの             トーネット社の
「ガーデン:リトル・ツリー」             「ロッキング・チェア」
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ヴェルナー・パントンの               柳 宗理の
「パントン・チェア」                  「バタフライ・スツール」
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スタジオ65の                    脇田愛二郎の
「マリリン」                      「椅子の機能を持ったエレメント」
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これ以降は、座れない椅子でした・・・。
公募デザインの                   中川久嗣の      ヴィリー・ヴァイナーの
「ヒラヒラチェアー」                   「のっぽ椅子」     「知られざる玉座」
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スティフォン・キリックの               座れるけど座りにくい・・・grafの
「スラウチング・チェア」               「XL(プランクトン1.8)」
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こんなのも有りました。
上にあるキットを組み立てると、下の椅子になるそうです。
田中敏溥の
「Bin.Chair」
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他に、常設展示室に有った地層のようなソファは、
眠くなるような座り心地なのですが、写真撮影NGだったのが残念です。

たまもの(埼玉県立近代美術館) [美術鑑賞]

埼玉県立近代美術館に行って来ました。
「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」
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すごいです。
埼玉県立近代美術館のこれまでの収蔵品を、前代未聞の規模で展示!
企画展示室・常設展示室の両方を使い、エントランスや図書室など、
館内のさまざまなエリアも活用してありました。

ミュージアムショップの一角までも、展示スペースです。
木村直道「犀」
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資料や書籍、座っても良いけど美術品の椅子、お馴染みの画家のお馴染みの作品と、
多岐にわたり、目標1000点と・・・いやはや、時間はたっぷりあったのですが、
全部観て回ったら、さすがに疲れました。
心地よい疲れです♪


橋本雅邦「乳狼吼月」                   今村紫紅「龍虎」対の掛け軸です        
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ロートレック「ラ・ルビュ・ブランシュ誌ポスター」    横山大観「春雨」「秋雨」
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ボランティアガイドさんにうかがったのですが、
このロートレックのポスター、画面には見えませんがこの人はスケート靴を履いています。
女性がスケートをするのは珍しい時代に、
リンクで滑っている状態を、最先端のファッションですが防寒対策バッチリで、
体が斜めになっていることで、表しているそうです(笑)

佐伯祐三「門と広告」                  
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モネ「ジヴェルニーの積みわら、夕日」
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シャガール「二つの花束」
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伊東深水「宵」
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全部、埼玉県立近代美術館の収蔵品(絵はがきより)です。


普通にお客さんが使うロッカールームにこれが!
木村直道「さかりのついた猫」
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これも!
宮島達男「Number of Time in Coin-Locker」
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ちょっとビックリです。



他にも、名だたる巨匠の作品が目白押しで、「コレも(この美術館が)持ってたのね」と、
驚いたり感心したり・・・そして、名作に触れる幸せを感じたひとときでした。


お土産に買ったのは、美術館のキャラクター「サイの玉のり」クリアファイル
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サイが玉乗りして、「サイタマ」・・・シャレじゃん!(笑)


明日は、座っても良いけど美術品の椅子を載せます。

旅の文学 紀行文にみる旅のさまざま(静嘉堂文庫美術館) [美術鑑賞]

二子玉川駅からバスで10分、そこから歩いて5分。
静嘉堂文庫美術館は、都会の喧噪からほんのわずかに離れただけで、
静まりかえった、小さな山の上にあります。
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なんと、私としたことがカメラを忘れてしまいまして、携帯の写真ですので、ひどいです(泣)
それでこの後の写真は、帰宅後撮りました。
あ、最後のお池は携帯です。。。


28日に観に行って来た今回の展示は
旅の文学 紀行文にみる旅のさまざま」と題していました。
昔の人にとって、非日常の「旅」というものを題材に、紀行文や絵図を展示してあります。
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一冊の本を上下2段に組み、東海道の旅を上段は行き、下段は帰りの道を辿ったり、
細々と名所旧跡、風俗を記した地誌もありました。
本当の記録もあれば、創作もあり、思ったよりも面白い展示でした。


静嘉堂文庫は、岩﨑彌之助(1851~1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と
岩﨑小彌太(1879~1945 三菱第四代社長)の父子二代によって設立され、
国宝7点、重要文化財83点を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と
6,500点の東洋古美術品を収蔵しています。
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桜井小太郎氏が設計した、築120年の風格ある建物。

敷地内にある、岩崎家廟(先祖代々のお墓)は、
桜井氏の師であるジョサイア・コンドル氏の設計です。
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彼は「三菱一号館美術館」はじめ、岩崎家ゆかりの建物をたくさん設計しています。

そして、この写真の左側にあるのが、静嘉堂文庫美術館。
こちらは築20年だそうです。
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この真ん中はお池で、噴水があるのですが、昨日は水が出ていませんでした。
 ↓
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5月12日までですので、このGW中にでもどうぞ。
展示もさることながら、建物も良いモノですし、
きっと、そんなに混んでいないと思いますよ♪

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