貴婦人と一角獣展(国立新美術館) [美術鑑賞]

国立新美術館にて内覧会でした。
貴婦人と一角獣展
フランスのフランス国立クリュニー中世美術館所蔵の、
大きな6面のタピスリー(タベストリー)が一挙に展示されていました。
これらが国外に持ち出されるのは、今回で2回目だそうです。

フランス国立クリュニー中世美術館から、館長さんがご挨拶なさいました。
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テープカット後、いよいよ鑑賞です。
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会場に入った私たちは、緋色の氾濫に目を奪われました。
最初の展示室に、6面全部が展示されていました。
大きさをご覧ください・・・圧倒されます。


まず、五感を表す5面。
「触覚」 373cm×358cm
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「味覚」 377cm×466cm
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「嗅覚」 368cm×322cm
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「聴覚」 369cm×290cm
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「視覚」 312cm×330cm
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そして、「わが唯一の望み」 377cm×473cm
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五感はハッキリ分かりますが、この最後の「わが唯一の望み」は、
いったい何を望んでいるのか、未だに謎だそうです。


図録の表紙も
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この緋色・・・華やかで気品があって、圧倒されますでしょう?
タピスリーとは、絨毯みたいなゴブラン織りで壁掛け等の室内装飾用の織物のことです。
どれほどの時間をかけて織り上げたのか分かりません。
とにかく、素晴らしいモノでした。

登場する貴婦人の衣装や装飾品、たくさんの植物や動物が、
活き活きと描かれています。

これは「嗅覚」のある部分に描かれている、ウサギを抜き出したマグネット♪
どこに居るか、探してみてくださいね。
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他に、タピスリーに関連するステンドグラス、装身具、彫刻等、全部で40点の展示。
日本初公開というのも惹かれます(笑)

明日から7月15日までと会期が長いので、
ご興味のある方は是非おいでくださいね。

「もののあはれ」と日本の美(サントリー美術館) [美術鑑賞]

内覧会に行って来ました。
六本木 東京ミッドタウン「サントリー美術館」にて
「もののあはれ」と日本の美
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開会式のご挨拶で、「このような漠然としたテーマで展覧会を催すことは、
美術館にとって非常な冒険になります。どこまでやればいいのか、際限が無いからです」
とおっしゃっていましたが、本当だと思います。

「『もののあはれ』とは何か?」という哲学的な問題が始まるからです(笑)
公式サイトによると・・・、
それは自然の移ろいや人生の機微にふれたときに感じる情趣を意味するとされる。「もののあはれ」に通じる要素は古くからあるが、平安時代や鎌倉時代を生きた宮廷をめぐる貴族たちの生活の中で洗練された感覚と言ってよいようである。
難しく語られていますが、要するに、美しいモノを見たり美しい人の心に触れたとき、
「あー、良いなぁ」と感じる心とでも言えば、簡単でしょうか?


例えばこれ・・・「源氏物語図屏風」
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江戸時代に描かれた六曲一隻の屏風です。
源氏物語のいろいろな場面が、一面に4場面か5場面ずつ描かれています。
金色を多用した美しい絵は、絢爛豪華でした。

本居宣長さんが、源氏物語とは「もののあはれ」を知らしめるために、
紫式部がしたためたものだと論じた書物も展示されていました。
源氏物語は、光源氏のご乱行を並べた、
ただのエロ本だと言う人が多かった時代でしたので、
それは画期的な論文だったのです。

特筆すべきは、本居さんの書いた字がものすごくお上手だったということです。
女性的とも言える繊細な筆の蹟は、見とれるほどでした。


「蔦下絵新古今集和歌色紙」
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茶色いのはシミじゃありませんよ・・・蔦の絵です。
江戸時代に描かれたモノですが、
本阿弥光悦さんが文章を書いて、俵屋宗達さんが絵を描いたものです。
当時としては、当代きっての人気者が合作した、すごい作品だったはずです。


重文「佐竹本・三十六歌仙絵」
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「色絵桜楓文透大鉢」
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美しい桜と楓の模様で、葉や木の形に合わせたように縁が不規則な形です。
直径40~50cmの大きなモノで、写真ではよく見えませんが、
大小の透かし穴があちこちに開けてあって、斬新なデザインです。


重文「染付金彩芒文蓋物」
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蓋付きの入れ物ですが、内側と外側の模様が違い、
今のモノと言われても違和感がないほど、モダンですよね。
ただ、ちょっと重そう!(笑)


鏑木清方さんの「桜もみぢ」
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桜と紅葉は二の次で(笑)、市井に生きる女性二人が活き活きと描かれています。


図録の表紙
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まだまだ、蒔絵や螺鈿(らでん)の文箱(ふばこ)他のお道具、
刀のツバに鞍、絵巻も屏風もたくさんありました。
刀のツバや鞍は、武具としての展示ではありません。
施してある繊細な細工が、とても美しいからです。
とにかく、美しくて趣のある、つまりは「もののあはれ」を感じる展示物の数々!
充実した時を過ごすことが出来ました。


4月17日から6月16日までです。
皆さんも「もののあはれ」に触れに、いらっしゃってみませんか♪

奇跡のクラーク・コレクション(三菱一号館美術館) [美術鑑賞]

4月11日に、三菱一号館美術館に行って来ました。
「奇跡のクラーク・コレクション
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ルノワール「劇場の桟敷席」

コブシの花が咲いていました。
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暖かい日でしたので、たくさんの人が中庭を散策していました。
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ルノワール「鳥と少女」


アメリカのニューヨーク、ボストンから車で3時間かかる広大な森の中にあるため、
日本にはほとんど知られることのない美術館でした。
そのクラーク美術館が大規模増改築をすることになったので、
門外不出と言っても良いような作品群が、世界巡回展に出たのです。
印象派を中心に73点が、やってきました。

クラーク美術館とは、蒐集家のクラーク夫妻のコレクションが収蔵されています。
パリ在住のアメリカ人大富豪クラーク氏と舞台女優だった妻が、欧米で集めました。

クラーク氏は特に妻の意見を大切にして、評論家や世間の評判には耳を貸さず、
自分たちの目に心地よいモノを集めたと言われています。
印象派の絵は、当初はあの頃の世の中に受け入れられず、
嘲笑されていたのだそうですが、クラーク夫妻は良いと思ったのです。


コロー「ボッロメーオ初冬の浴女たち」       トロワイヨン「ガチョウ番」
コロー・ボッロメーオ初冬の浴女たち (2).jpg トロワイヨン・ガチョウ番 (2).jpg

マネ「花瓶のモスローズ」
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モネ「小川のガチョウ」
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ルソー「ランド地方の農園」
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ルノワール「タマネギ」
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世の中にはいろいろな絵がありますが、久しぶりに美しい絵ばかり観ました。
印象派の柔らかなタッチ、自然の光を感じさせる暖かな色調、
俗っぽい言い方ですが、「リビングに飾りたい絵」たちです(笑)

ルノワールは22点も来ています。
クラーク美術館の増改築が終わったら、元に戻り、
二度と私たちの目に触れることのない作品たちかも知れません。

5月26日までですので、是非ご覧になってください!

国宝 大神社展(東京国立博物館・平成館) [美術鑑賞]

内覧会に行って来ました。
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東京国立博物館の平成館にて「国宝 大神社展」です。

図録の表紙
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出品作品243点のうち、実に160点が国宝と重要文化財という空前絶後の大展覧会です。
作品のプレートのほとんどに赤い「国宝」とか「重要文化財」と書いてあるのがすごい!
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真ん中の女性は「子守明神像」です。

13世紀前後の着物とか、祭礼の道具、銅鏡に鎧、刀。
それはもう、食傷気味になるほどのお宝の数々・・・(笑)


以下、絵はがきより。

国宝「桐蒔絵硯箱」
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重要文化財「春日神鹿御正体」
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国宝「七支刀」
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重要文化財「随身立像」
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そして、私の一押しはこれ!
「獅子・狛犬」
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重要文化財でも国宝でもありませんが、平安時代に作られた木彫りのモノです。
反対のように感じられますが、
角がある方が狛犬で、無い方が獅子で、これで「阿吽(あ・うん)」になっています。
赤や白の色素が見えます・・・昔はもっともっとカラフルだったのでしょう。
胸板が厚く、威厳のあるお顔で、風格がありますよね♪

最後の部屋は、有難い仏像が並んでしました。
普段は神社仏閣の奥深くしまわれていたり、
間近で観られないお宝が目の前にあります・・・興奮しましたっ!(笑)

これは一見の価値があります。
明日から6月2日までですので、是非おいでください。


上野公園を横切って、トーハクに向かっていると、
まだわずかに桜の花が残っていました。
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東洋館と本館との間から、スカイツリーが見えます。
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お天気が良くて、暖かく、散策にはぴったりの日でした。
楽しい日となりました。

ポール・デルヴォー展(埼玉県立近代美術館) [美術鑑賞]

この24日までだったので、もう終わってしまったのですが、
埼玉県立近代美術館にて「ポール・デルヴォー展 夢をめぐる旅」を観て来ました。
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パンフレット中の絵は「夜の使者」


桜が急に開花して満開になってしまったので、
つい桜の方が気になって、見に行って写真を撮ると、ご覧にいれたくなって、
あはは、桜優先です~♪(*^_^*)


で、まぁ、終わってしまいましたが良い展覧会でした。
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ベルギーの画家であるデルヴォーの作品は、幻想的な女性の絵が多いですが、
モネのような絵を描いていた時期も、骸骨やランプや電車に凝った時期もありました。

彼の所蔵品であるランプや、電車模型も並べて展示され、
絵の中の世界と繋がる展示の仕方が面白かったです。

「会話」(絵はがきより)
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女性の隣に、彼女と同じポーズをとった骸骨。
2人(?)は、仲良く会話しているようです。

「トンネル」(絵はがきより)
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トンネルと乗客たちの位置関係が不思議ですし、何故か裸婦が混じっています。
左右の遠景の中にも、裸婦はたくさん描かれています。
鏡の中に写っている少女は、画面には居ません。
・・・不思議な絵です。

「カリュプソー」(絵はがきより)
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女神様なのだそうですが、退廃的な表情で遠くを眺めています。
デルヴォー晩年の作ですが、女神様は何を見ているのでしょうね。

「夜明け」(マグネットより)
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ドレープが美しいグレーのドレスを着た女性が、バルコニーの外を眺めています。
舞台の背景のような簡素な画面が、幻想的な雰囲気です。

「森の小径」(絵はがきより)
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木漏れ日に照らされた森の木々が美しく、静けさを感じさせる絵です。
初期の頃の作品ですが、私はこれが一番好きです。

ベルギーで1897年に生まれたデルヴォーは、晩年は視力が衰えていったのですが、
97才で亡くなるまで、精力的に画家として活動していました。

わずかな光を頼りに描いた「カリュプソー」は、線がダブったり霞んだりしているのに、
不思議な雰囲気を醸し出していて、ファンが多いのです。


ポール・デルヴォー展は全国巡回をしますが、出品作品の約半分が日本初公開です。
その中でも、埼玉県立近代美術館でだけ特別に公開される予定だった
「バルコニー」という作品が、所蔵家の健康上の理由により展示できなくなったそうです。
初日からが無理で、それなら途中からと予定変更して待っていたのですが、
最後まで所蔵家の健康が回復せず、断念したのです。
そういう出来事はあまり聞かないので、珍しいと思いました。
残念なことでしたね。

[コピーライト]Paul Delvaux Foundation, Belgium


「今日座れる椅子」は、ロン・アラッドさんの作品「トム・ヴァック」でした。
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オリエントの美術(出光美術館) [美術鑑賞]

会期終了間際でしたので、急いで行って来ました。
出光美術館にて
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中近東文化センター改修記念「オリエントの美術」
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この展覧会のすごいところは、展示品がすべて出光コレクションであることです。
出光佐三初代館長が蒐集して、出光の「中近東文化センター」で展示されていたモノを、
その改修を機に、出光美術館で一挙に展示したのです。

エジプト・イラン・トルコ・地中海地域を中心に、石製品・土器・陶器・ガラス器・金属器等、
古くは紀元前22世紀に作られたモノから有ります。

彩壁画片 エジプト紀元前16~14世紀     ラスター彩人物文鳳首瓶 イラン12~13世紀
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色絵文字唐草文陶製龕イラン12~13世紀   砂岩製婦人像浮彫 シリア2~3世紀
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白地多彩花文皿 トルコ 17世紀
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(以上、絵はがきから)


ガラスも沢山有りました。
ガラスと言えば透明なのを想像しますが、まだガラスの概念が今と違った時代、
陶器のように見えるガラス製品も、美しかったです。

もう24日日曜日の1日だけで終わりです。
お近くの方は、お急ぎ下さい!



さて、有楽町は街並からしておしゃれです♪
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そして、これも芸術品・・・農林中金ビルです。
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同一街区内の第一生命館と共に、
終戦後連合国軍最高司令官総司令部に接収されました。
その後、昭和31年に返還されましたが、
1989年に再開発で、第一生命と農林中金が合体した
「DNタワー21」として再生されるために取り壊されました。
以前の装飾の雰囲気を残し、一部の部品等は使われたそうです。
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このビルの裏側にあった第一生命ビルも、戦後接収され、昭和27年に返還され、
同じく1989年の再開発のために取り壊され、やはり一部は残されました。
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右から書かれた文字は、日本初の相互会社として
「第一生命相互会社」を創設した矢野恒太氏の直筆を、
社名が代わってもモニュメントとして残しているそうです。

どちらも、日本の歴史を見つめてきた建物なんですね。。。

続「デザインあ展」(東京ミッドタウン・ガーデン) [美術鑑賞]

昨日の続きです。

「本の解散」
本を分解してあります。
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「本の色」
雑誌をバラバラにして、色だけ取り出してあります。
不思議なのですが、円筒に入った色を見ると雑誌の雰囲気が分かります。
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「本のパーツ」
文庫本、漫画、辞書、和綴じ本の4種類を、分解して特徴が分かるようにしてあります。
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綴じ方の部分
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「ごちゃまぜ文庫」
これは面白かったので、大人気・・・撮影だけで諦めたほどです(笑)
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上下に分かれた本のタイトルを組み合わせて、新しいタイトルを作ります。
「マッチ売りの・ゴーシュ」「ぶんぶく・おんがえし」「いなばの・ねこである」
などという名作(?)が並んでいました。


笑えたのが「なんでも100円分」
なんでもかんでも、100円分集めてあります。

綿花100円分
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天井までずーっと、ストローが繋げてありました。

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他にも、お醤油、トイレットペーパー、セロテープ等、いろいろありました。



「デザインあ」展は、6月2日までです。
面白いですから、是非いらっしゃってみてください♪

「デザインあ展」(東京ミッドタウン ガーデン) [美術鑑賞]

ミッドタウンの敷地内、ガーデンにある「21_21 DESIGN SIGHT」にて、
「デザインあ展」が開かれていました。
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とても面白かったです。
昨日の「テクネ展」と同じデザインの分野ですが、捉え方が違っていて楽しめます。
入ると、どこもかしこも「あ」「あ」「あ」(笑)
壁にも「あ」がくっついています。
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「『あ』ら!」
「あ」の1画が欠けています。
娘を立たせて、完成写真。
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「動く『あ』」
壁の「あ」に向かって踊ると「あ」のパーツが体と同じ動きをして楽しいです。
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「モノ・オトと映像の部屋」
部屋の四方に、音楽と映像が広がっています。
目が回るほどの、音と映像がすごい!
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「ふろしき」
ふろしきは単なる正方形の布なのに、いろいろな形のモノを包めます。
すごいデザイン性ですよね。
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「おりがみ」
日本の誇るべき財産だと思います。
1枚の正方形の紙からいろいろな形を産み出す、素晴らしいデザイン性です。
画像で丁寧に説明して貰えるので、ゆっくり覚えられました。
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お寿司については、ずいぶん取り上げられていました。

「お寿司のいろいろ」
お寿司はもちろん、醤油差しやお箸、箸置きに小皿にまげ、湯呑みに楊枝入れ♪
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それにしても本物そっくりです。
あまりに美味しそうで、お腹がすいてきました(笑)

「ちょうどいい」
いくらの軍艦巻きとまぐろのお寿司が、
一抱えもある大きさから、爪の先ほどの大きさまでずらり。
この中に、ちょうどいい大きさのが隠れているのです。
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「つみき寿司」
海苔巻きの具は何にしようかな♪と、お寿司の積み木♪
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あーもぉ面白くて、もっと時間が欲しかったです。
写真もたくさん撮ったので、明日に続けます♪
ひっぱっちゃった(^^)

「テクネ 映像の教室」展(東京ミッドタウン デザインハブ) [美術鑑賞]

今日は親知らずさん母子と、5人で六本木までお出かけしました。
またかと言われそうですが、私たちつきあっているのでよく会うのです♪(笑)
(まぁ本当に、家族ぐるみでおつきあいしていますが・・・意味が違う?)

六本木の東京ミッドタウンで、「テクネ 映像の教室」展を観て来たのです。
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2012年度グッドデザイン賞を受賞し、高い評価を得たNHK Eテレの
クリエイティブ・エデュケーション番組「テクネ 映像の教室」から、
6つの映像の技法をピックアップして、それぞれの代表作品や番組オリジナルの映像、
若手クリエイターによる映像作品とその舞台裏を観ることが出来ました。
それに、身近な素材を用いた映像の制作現場を体験できるワークショップもあり、
ある技法から広がる多様な映像デザインの世界は、興味深いものでした。
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(この画像はHPから拝借してきました)


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コマ撮りの映像を繋いだ「パラパラ漫画」のような技法とか、
外で、日光を受けて出来る影を利用した文字とか、
それぞれの技法の作業工程も分かるので、面白かったです。

例えばこれ・・・、
この画像はバラバラなモノが雑然と並んでいますが、
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同じモノでも角度を変えると、きちんと文字が見えます。
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貰ったパンフは、切り取ってクリエイティブに遊べます。
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クリエイティブな展示を観てきたので、切り取った後の紙くずまで芸術的に見えました♪
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この後私たちは、同じ六本木ミッドタウンで催されている、
別な展示も観ることになったのです・・・。

八重の桜(江戸東京博物館) [美術鑑賞]

今日は、江戸東京博物館で内覧会でした。
江戸東京博物館 開館20周年記念 2013年NHK大河ドラマ特別展 八重の桜

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ホールで開会式
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実は私、NHK大河ドラマ「八重の桜」は観ていません。
綾瀬はるかさん演じる八重さんについての、予備知識はまったくありませんでした。
・・・で、内覧会を拝見して、八重さんのすごさに感服しました。

公式サイト曰く・・・
八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・ 佐久の子として生まれました。慶応4年(1868)の戊辰戦争時には、鶴ヶ城に籠城し、自らも銃をとって男性と共に奮戦しました。会津藩の敗戦後、八重は兄の山本覚馬を 頼って京都に移り、半年後、京都最初の女学校「女紅場」の教師となります。その傍らで英語や聖書も学び、明治8年(1875)、アメリカ帰りで 後に同志社の創立者となる新島襄と出会い、その翌年結婚。 レディファーストを貫き、気高く毅然と立ち振る舞う八重の生きざまを、襄は 「ハンサム」と評しました。 日清、日露戦争が起こると八重は故郷の魂を胸に篤志看護婦として果敢に行動していく――。 本展は、NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動して、同時代の資料や新島八重ゆかりの品々を紹介いたします。 戊辰戦争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通して、復興へのメッセージを伝える展覧会です。


男勝りに銃を操りながらも、知識教養もしっかり身につけ、
向学心に燃えて、ボランティア精神も旺盛、お茶にも精通する内面の優雅さで、
新島襄(にいじまじょう・同志社大学の創始者)をも魅了し、その死後も強く生きた人。

なんと素敵な女性なのでしょうね♪
その新島八重さんを軸にして、会津藩の松平容保、八重さんの兄、山本覚馬、
新島襄等の人々の資料や、会津藩の家訓(かきん)や当時の風俗を、
絵、文書、道具等、様々な形で展示してありました。


新島襄さんと新島八重さんが、それぞれに同じ言葉を書いていますが、
この2つの書は、長いこと別々に保管されてきました。
今回、この展示で再会した形です。
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「心和得天真(こころわすればてんしんをう)」と書いてあります。
= 心を和やかにすれば、天真を得られる。
つまりは、自我を抑えて他に和することが大切だという意味です。


これは、八重さん手製の赤楽茶碗・・・81才と書いてありますね。
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図録の表紙は、桜の花をあしらってあって、ほのかなピンクが綺麗です。
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大河ドラマをご覧の方は、この展覧会がなお楽しいのではないでしょうか?
明日から5月6日までですので、
陽気もだんだん良くなりますし、是非、お出かけくださいね。

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