古き佳き時代 [地域活動]

昨日、「お花造り」の記事を書きましたが、
その前に、氏子さんたちが集まって、
神主さんが、お神輿に「御霊入れ」をしていました。

その時の写真がこれですが、やっぱり厳かな雰囲気が伝わってきます。
右の小さいのが各地区の子ども神輿、左側の奥にあるのが大人神輿です。
御霊入れ.JPG

御霊入れがあったので、お神輿の担ぎ手さんも来ていました。

地区の人ではなく、純然たる担ぎ手として、
あちこちから呼ばれて来る、言わば「神輿かつぎのプロ」です。

もう何十年も来ていて、古くからのこの地区のことも、
私よりもよく知っています。

「〇丁目の会長がAさんの時は・・・」とか、
「市議会議員のBさんがこう言って」とか、
今はもう鬼籍に入ってしまった懐かしい名前も出ています。

私たちがお花造りをしているわきの日陰で雑談しているものですから、
ついお耳がダンボになって、いろいろ聞いていますと・・・、

「Cという店の場所は、元の議員さんの家だったんだけど、
(神輿を担いでいて)その家の前を通りかかると、氏子が合図をする。
ぶつけろという意味で・・・そこは寄付を貰いに行ったら拒否されたらしい。
もちろん、思いっきりぶつけたけど、めでたい祭の神輿だから、
少しぐらい門が壊れても、文句なんか言われなかった」

「D丁目に行くと、ちょうどE町の神輿と会って、
狭い道だけどどっちも譲らない。押したり引いたりしているうちに、
ついケンカになって殴り合ったりしたっけ」
この話は私も聞いたことがあって、止めに入ったお巡りさんも殴られたとか。。。

その他にも、神輿を担ぎながらあちこちで酒をふるまわれて、
終わってから打ち上げでも飲んで、浅草から来ているので車で帰ったとか、
交通安全協会としては聞き捨てならない話なども漏れ聞こえてきて(笑)、
何十年も昔の話だと言うのでまぁ時効でしょうが、クワバラクワバラ。

どれも、今なら訴えられたりしそうな案件ですが、
昔は、お祭りは無礼講ということで、多少のことは許されたと話していました。

「今はダメだよなぁ・・・世の中がうるさいから」
と、けっこうなお年の担ぎ手さん。

いやいや、うるさいうるさくないの問題ではなく、危ないですから!
nice!(3)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。