複雑な気持ち [家族]

伯父の病室での滞在時間は、ほんの10分ほどでした。

去年の秋に行った時とは全く違い、見る影もなく痩せて、
ずっと他人行儀な口調で、会議を仕切っている風情でした。

目が衰えて、こちらを見てもよく分からなかった様子ですし、
名乗っても分かっていません。
つまりは、私たちのことも認識していなくて、
遠い昔役所勤めだった時代の、何か委員会か会議をしているのでした。


おまけに、私たちが相槌を打っても打たなくてもずっと(1人で)話をしているので、
私たちは伯父が疲れるのではないかと心配し、早々に切り上げて病室を出たのです。

唯一、施設の人と話せたことが収穫で、今いる病院は出なければならなく、
その話を、15日に詰めてくださるということでした。

何か決まったらまた連絡をくれることでしょう。


で、市内に住む叔父(今度は父と義母の弟でどっちから見ても叔父)の家に連絡、
歩いて行くと言ったのですが、迎えにきてくれてそこでしばらく話をして、
山形駅まで送ってもらい、帰ってきました。
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期せずして、今日、義父筋の叔母さんから連絡があり、
正確に言うと、その娘さん・・・夫の従姉妹ですが、
叔母さんは、だいぶ衰えて買い物にも行けず電話も出来ず、
お中元を贈ってもお礼を言ったり返礼したりできないのがつらい。
故に、もう盆暮れの贈り物を辞退しますということでした。

私を含めて、誰でも平等に1年に1つ年をとります。
だんだんに年を重ねることになるので、しょうがないのですが、
親類が衰えていくのを見るのは、なんとも寂しく複雑な気持ちです。
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