常設展で遊ぼう(江戸東京博物館) [博物館]

江戸東京博物館は、特別展も毎回工夫された企画で面白いですが、
常設展は、いつ行っても楽しくて時間が足りなくなります。
以前も載せたのですが、今回も行って来ました。
以前の記事はこちら → 2012.2.3  2012.2.2

同じような写真は避けようと思うのですが、
今回また、同じ場所を同じように撮っていたりします。
興味を持ったり、楽しいと思う場所は同じらしいです(笑)


さて、同じ種類の材木を使って実物大に復元された「日本橋」を渡ると、
タイムスリップしたように、江戸時代の日本に入ります。
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武家屋敷の勝手口
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江戸城本丸大手門の前に建てられた、30分の1ジオラマ。
越前福井藩主・松平伊予守忠昌(まつだいらいよのかみただまさ)さんの上屋敷です。


両国橋西詰の広小路(30分の1)は、両国橋を渡って・・・、
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川で涼む屋形船や、釣り船も見えますね。

見世物小屋、芝居小屋の前は賑わっています。
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川の畔には、水茶屋や食べ物屋が並びます。
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1500体の人形が配してある、素晴らしいジオラマです。

いつぞやも訪ねた、呉服屋さんの「三井越後屋」・・・10分の1です。
お店の奥が見えます。
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防火用水が、きちんと積まれています。
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裏側には、大きな蔵が並んでいます。
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「助六」・・・実物大です。
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江戸歌舞伎の代表的な演目「助六」の衣裳・大道具・小道具などを、
江戸後期の古典的な舞台の上に展示してあります。
ただし、登場する衣裳をまとめて展示するために架空の場面を設定したものだそうです。
これらは、現在の舞台で使われているものと同じものを作ってあります。
女形は「市川團十郎」さん・・・美しいですねぇ!
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作られているジオラマは、江戸時代の文献等の資料を元にして、
限り無く当時の様子やモノに近づけてあります。
だからこそ興味深く、実感を伴って見られるのでしょう。

写真を撮れる展示は、実はまだまだ有るのです。。。
かくして今回も時間が足りなくなり、再来を誓って帰るのでした(笑)

尾張徳川家の至宝(江戸東京博物館) [博物館]

蟹さんが出た夕食の記事にしようと思っていたのですが、
会期終了が迫っているので、こちらを先にしました。

両国の「江戸東京博物館」にて「尾張徳川家の至宝」です。
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武具や茶道具、能面、香道具と、バラエティに富んだ展示で、
最後まで興味深く拝見しました。

特に、特別出品で国宝の「初音の調度(はつねのちょうど)」は圧巻でした。
「初音の調度」とは・・・、
 徳川三代将軍家光の長女千代姫が、寛永16 年(1639)9 月に、尾張徳川家二代光友に嫁いだ際に持参した豪華な調度。「源氏物語」の「初音」の帖の「年月を 松にひかれて ふる人に 今日鶯の 初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、和歌の文字を絵柄の中に埋め込んでいます。日本蒔絵史上最高傑作といわれています。

お土産のマグネットですが、「初音の調度」の蒔絵鏡台です。
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私の指が映り込んでいるのは、ご愛敬ということで♪(笑)


これ、チケットが入るサイズのクリアファイルなのですが、
開くと、着物の袖の形で可愛いでしょう?
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名古屋に有る「徳川美術館」が所蔵する品々が大部分の展示でしたが、
どれもきらびやかで美しく、見応えがありました。
何しろ、武具までもが、贅を尽くした蒔絵を施してあり、
茶道具はもちろん見事な作りで、稀少な香木や当時の銀製品等、
目にも快い品物の数々、ご覧になる価値はあります。
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今月24日までなので、ご興味を覚えた方は急いでおいで下さいませ~!


さて、展示を観ていると、親知らずさんから「夕方から会えない?」というご連絡。
もちろん行きました・・・例の台湾茶藝のお店♪
先日のイヤなことなど聞いて貰い、いろいろお話出来て良かったです。
胡麻団子も美味しかったぁ。
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かいつまみ「チョコレートの歴史」チョコレート展(国立科学博物館) [博物館]

チョコレートはマヤ文明の頃、飲み物でした。
カカオの実を発酵させた後、泡立てて、
栄養価の高い美味しい飲み物として、貴族たちが飲んでいました。
儀式で神への捧げ物に使われた記録もあります。

チョコレートを飲むための、美しい装飾を施したカップが、
その頃からもう作られていました。


1400年頃、交易で栄えたアステカ帝国では、
人々は盛んにカカオを作り、日本のお米のようにカカオ豆で年貢を納めました。
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1521年、スペインがアステカ帝国を征服し、金銀と一緒に、カカオ豆を持ち帰りました。
ヨーロッパ全体に、チョコレートが広がるのに、さほどの時間はかかりませんでした。

さて、それから長い間、相変わらずチョコレートは飲み物でした。
オランダのバン・ホーテンさんがココアバターの抽出に成功したあと、
1847年、イギリスのジョセフ・フライさんが固形にしました。

以下はチョコレートの作品です。
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カハク(国立科学博物館)の外に、実物大16mのシロナガスクジラの模型があります。

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カハクの特別展入口には、D51が置いてあるのです。


チョコレート好きの私としては、
バン・ホーテンさんとジョセフ・フライさんにお礼を言いたいです♪

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上野動物園のパンダです。

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忠犬ハチ公のお話は有名ですが、ハチの剥製はカハクに保管されています。


さて、日本人がチョコレートに出会った、初めての記録は1797年。
長崎の遊女がオランダ屋敷から貰ってきたモノの中に「しょくらあと」が有りました。
本格的に日本製のチョコレートが製造されはじめたのは、
第二次世界大戦の後、1951年だということで、歴史は新しいですね。

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トリケラトプス

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ティラノサウルス

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シーラカンス

これらのチョコレート作品、1つで良いから欲しいですが、
とても1度には食べきれません。
当たり前ですが。。。(爆)


楽しい展示でした。
昨日は連休中の日曜日でしたので、入場制限がありましたが、
ウィークデイならもう少しゆったりご覧になれるかも知れません。
24日までですので、お早めに!


さて帰り道、たくさんのチョコレートを見て、すっかり甘い物が欲しくなった私たちは、
紆余曲折の末にホームタウンまで我慢して帰って来て、
またまた「アフタヌーンティ」で、遅い「アフタヌーンティ」をいただいたのでした(笑)
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美味しいチョコレートが、この世にあって良かった!
飲み物から始まって、固形のチョコレートが出来るまでの長い歴史を辿りながら、
思わずチョコレートを取り出して食べ、うふふと笑う私でした♪

チョコレート展(国立科学博物館) [博物館]

親知らずさん母子と、うちとで、国立科学博物館に行って来ました。
「チョコレート展」です。 公式サイトはこちら

私は知らなかったのですが、カカオ豆って大きいのですね。
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こんな風に樹の幹から実が出来ます。
お花も、枝先ではなく、幹から咲くのです。
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カカオの実は、品種によって少しずつ違って、いろんな色と形です。
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実を割ると、中にびっしりタネが入っていて、それを取り出し、
バナナの葉っぱの上に広げて、さらにバナナの葉の蓋をして発酵させます。
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発酵が済むと、砕いて殻を取り、チョコレートに加工されていくのです。

固形のチョコレートとして食べられるようになったのは、
意外と歴史が浅く、1847年からだそうですよ♪

娘を立たせて、チョコレートのパッケージになってもらいました。
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お土産は・・・、
これ、図録なのですがカバー付きで、チョコレートのパッケージみたい。
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中味は、こうなっていて、これまたチョコレートみたいでしょう?
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そして、チョコレートドリンク
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味は・・・固形チョコレートの方が美味しいです(笑)


明日は、もう少し詳しくお送りします。 ←ひっぱりーな?(笑)

印刷博物館 [博物館]

「印刷博物館」は、東京メトロ有楽町線の、
飯田橋駅から江戸川橋駅に向かう途中にあります。
トッパン小石川ビルの中です。 HP → ♡♡♡

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観たのは「印刷都市東京と近代日本」展です。
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このトッパン小石川ビル界隈は、印刷会社の多いところです。
半径1km圏内だけでも、小さな印刷所を含めると何十件もあります。

企画展示のHPによりますと・・・、
『東京は日本で一番印刷業が盛んな都市です。
いったいどのようにして印刷都市東京は誕生したのでしょうか。
その答えの一つとして、東京の印刷は日本の近代化に
大きく関わってきたということがいえるでしょう』
ちなみに、印刷にたくさん関わっているのは東京都の次は埼玉県でした。

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木版印刷の浮世絵や、かの「解体新書」、
そこから、石版印刷、そして活版印刷への変遷等、
印刷博物館の収蔵品を中心に展示してありました。

昔、どこかの街角で観たことのあるような、色鮮やかなポスターもたくさん!
「東海道中膝栗毛」の177巻全部の展示は圧巻でした。

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さて、友人と2人で展示物を観ていると、1人の紳士が近寄って来て、
「活版印刷の体験やってるから、寄ってって」
「3時からだから、ね、やっていくでしょう?」
と、熱心に勧誘されました(笑)

展示室の出口近くに「印刷工房」があり、そこで体験できるというのです。
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時間もあったし、熱心に誘われたので、私たちは体験させてもらうことにしました。
(以下、展示室に入る前にカメラ他の荷物をロッカーに入れてしまったので、ポケットに入っていた携帯で撮影しました)

インクが付くといけないので、体験参加者はビニールのエプロンをします。
今回は、カードに簡単な文字を印刷する体験です。
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右端の方が、誘ってくださった紳士です。
察するに、彼はかつて活版印刷の大ベテランでしたが、
現在、絶滅に瀕している業界から、ココ「印刷博物館」に請われて、
体験コーナーで、参加者を指導する仕事に就いたのではないでしょうか。

棚には、活字の並ぶ棚が・・・、
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自分が印刷したい文字を、その棚から一個一個拾って並べます。
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この後、隙間を空ける活字(?)を両脇から均等に入れていって、センタリングします。
活字がビシッと動かなくなるまで、ミリ単位で入れます。

ADANAという、ドイツ製の小さな印刷機を一人一人が使います。
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上の丸いのにインクが付いていて、手前の黒いレバーを下に押すと、
インクが活字について、組み込んであるカードに印刷出来る仕組みです。

私たちは、時節柄クリスマスカードにしました。
色や飾りがついたカードを5枚選んで印刷させてもらいます。
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スタンプやパソコンのプリンタでは出ない、きっちりした感じの文字になりました。

思ったよりも、ずっと楽しい体験でした。
終わると「活字は鉛だから、よぉく手を洗って帰ってね」と言われて、
備え付けの洗面台で、石けんをつけて手を洗いました。
例の紳士が「また来てね。友だち連れて、また来てね」と何度もおっしゃいます。
「はい、楽しかったです。ありがとうございました。また来ます♪」と別れて来ました。

曜日毎にやることが違い、2ヶ月ぐらいでがらりと体験が変わるみたいなので、
本気でまた行ってみようかと思いました。
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皆さんも、いかがですか?


企画展は来年1月14日までですが、
常設展示も、活字を拾うゲームとか、解体新書や聖書を読める電子ブックとか、
あちこちに楽しい仕掛けや、面白い展示があり、見応えがありました。

「元素のふしぎ」と楽しい1日 [博物館]

昨日、親知らずさん母子と私たちは、11時半頃上野に到着しました。
実は親知らずさんは、鑑賞を終えてから昼食と思っていたらしいのです。
それが判明した時の、娘たちのブーイング!
それで、先にランチとなりました(笑)

既に上野の森に突入した後だったので、東京文化会館の「精養軒」へ。

シーフードグラタンをいただいて、腹ごしらえしました。
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さて、「元素のふしぎ」展に関しては昨日書きましたが、
面白いと思ったのをいくつか。
「人間の体も元素で出来ている」のを、絵(丸いのが元素で、水素や窒素等6種類)で表し、
こちら側に人が立つと、前方の画面にその人の体重に合わせた割合で、
○の集合の人型が現れます。
「手を振って」とか「飛んでみて」とか指示が出て、
その通りにすると、画面の人型も同じように動きます。
お子さまに人気でした♪
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サンゴをさわってみよう
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ヘリウムガスで浮いてます
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ロケットは何で飛ぶのでしょう?
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太陽電池モジュールは硫化カドミウムとカドミウムテルルで出来ています。
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面白いのですが、膨大な情報量で、見ていくうちに疲れました。
お茶とおしゃべりで一休み・・・アフタヌーンティセットです♪
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娘たちはもちろん、母同士も話が尽きません。
でも、夕食の支度もあるので、そろそろ解散という話になると、
親知らずさんのお嬢さんが、得も言われぬ悲しそうな顔をします(笑)
はい、30分延長ね!
そんな提案をしたのも、私自身、もっと話したいと思ったからですよね。
本当に、楽しい1日でした♪

元素のふしぎ(国立科学博物館) [博物館]

親知らずさん母子とうちの娘と、4人で行って来ました。
上野の「国立科学博物館」で開催されている「元素のふしぎ」という展覧会です。
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子どもにも分かるように、そもそもの元素のしくみが説明されています。
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私たちの体も、食べ物も、とどのつまりはみな元素で出来ています。
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いろんな隕石や、
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全部で118の、各元素の丁寧な説明の他に、
金属の重さの違いや、音の違いを実際に自分で確かめるコーナー
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アルミニウムから、銅、銀、スズ、そして金の延べ棒なんて、
もう一生触ることが無いでしょうから、持ち上げてみましたが、
金は密度が濃いのでとても重く、片手では無理でした。

暗いところで光る金属の実験では、自分でスイッチを入り切りして、
光りかたを確かめたりしました。

宝石や、人工宝石がずらりと並んでいたり、
尾形光琳の「紅白梅図屏風」や、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」、
そして有田焼の色を出すために使われた、絵の具の発色の材料を、
一つ一つ並べてありました。

私は文系の頭ですので、ちょいと難しかったです(笑)
展示内容が充実していたので、最後の方は少し疲れていました。

疲れた頭に、ウンウンなんとかという元素の多いのがおかしくて、一人笑ったりして。
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お土産に買ったマグネットの、擬人化した元素さんたちが面白いです。
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今回はパンフレットではなく、ガイドブックになっていて、
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中味は教科書、いや科学雑誌みたい♪

4人で「疲れたぁ」と言いながらも、楽しかったです。

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