フック [映画]

映画「フック」は、ピーター・パンのその後のお話です。

それで、その元となるピーター・パンのお話を知らない人のために、
紙芝居(と言っても、大画面に絵を映し出して紙芝居の会の方に読んでもらいました)
をしました。

そして、「フック」が始まりました。


映画会の運営で、周りに目を配りつつでしたので、
一部見逃していますが、とにかく面白い映画でした。
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監督は、あのスティーブン・スピルバーグです。
俳優陣も豪華でしたよ。

ネバーランドで永遠の少年だったはずのピーター・パンは、
人間界の女性に恋をして、ネバーランドから去っていました。

齢(よわい)40歳のお腹の出た中年になったピーターは、
ネバーランドのことをすっかり忘れてしまっています。
子どもたちに小言ばかり言っていて、
仕事に夢中で、家族との約束も破る人になり果てていました。


永遠の少年だったころ一緒にネバーランドで遊んだウェンディは、
人間だったので普通に年を取り、もうおばあちゃんになっていました。

そのウェンディに、「あんたこそ海賊だよ」と言われるしまつです。


まぁ、細かいことは端折りますが、敬遠され気味だった子どもたちでも、
いちおう大切だったらしく、子どもを誘拐されてうろたえます。

誘拐したのがフック(ダスティン・ホフマン)・・・そう、チクタクワニに腕を取られて、
フックを腕につけた海賊の船長です。

フック船長はまだ、ネバーランドで海賊をやっていました。
この映画の主人公がフックなのは、永遠を永遠でいようとしていたのがフックだからかな?

でもね、20年以上前の映画なのでネタバレしてしまうと、
フック船長も普通に年を取り、海賊の帽子の中は・・・(笑)

とにかく、そのフックは宿敵ピーター・パンを待ち望んでいたみたいなのです。
でも、子どもを誘拐して、
まんまと目の前に引っ張り出したピーター・パンの変わりように驚きます。
お腹の出た中年男・・・飛べない、戦わない、ただの人間です。


さてピーターですが、ウェンディおばあちゃんに、
あんたは、あの有名な物語の中のピーターパンなんだよと言われてもピンと来ません。
「フックと名乗る男に子どもたちを誘拐された!」というだけ。。。

そこにティンカーベル(ジュリア・ロバーツ)が現われて、
強引にネバーランドに連れていかれても、まだ思い出せません。


ネバーランドは、フック率いる海賊たちが占領していて、
時計は一か所に集められ壊されているし、
子どもたちは、島のごく一部でひっそりと暮らしています。

ティンカーベルに連れられ、そこに放り込まれたピーターは、
いろいろなことがあって、だんだんに昔の自分を思い出していきます。

主演のピーター役はロビン・ウィリアムズさんで、名演技でした。
ネバーランドの暮らしを思い出していくにつけ、表情が変わっていくのです。
飛ぶことを思い出したら、なんだか若く見えましたよ♪


最後には、フックと一騎打ちして勝利し、2人の子どもたちを連れて人間界に戻りますが、
ネバーランドでの暮らしから、子どもの(家族の)大切さを思い出して、
少しはまともなお父さんに、夫になるということでめでたしめでたし。


ん?ちょっと矛盾を感じませんか?

永遠の子どもに戻ることが出来たのに、
家族が大切だから、人間界に戻る・・・?

ネバーランドの子どもたちとも、ティンカーベルとも切ない別れを迎えます。

大人になりたくない気持ちと、人を愛して大人になった気持ちと。

いろいろと考えさせられる、心の深いところを突かれる映画でした。
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コメント 3

親知らず

ロビン・ウィリアムズは好きなので、観たいなー。
by 親知らず (2017-08-23 08:21) 

HOTCOOL

ロビン・ウィリアムズ僕も大好きです!
by HOTCOOL (2017-08-23 18:23) 

まほ

☆ 親知らずさん
私はあまり知らなかったのですが、良い俳優さんですね。

☆ HOOTCOOLさん
ファンが多いんだぁ♪
by まほ (2017-08-25 01:41) 

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