有袋類(こども動物自然公園) [生き物]

有袋類は、字の通りカンガルー等の、お腹に袋がある動物。
コアラやウォンバットがそうですが、
あまり知られていないオポッサムやフクロネズミも有袋類です。DSCF2606.jpg
DSCF2618.jpg

さて、有袋類の赤ん坊は未熟児のまま生まれてきて、
お母さんの袋の中に自力でたどり着き、そこで完全な子どもになるまで育ちます。

生まれた子は、胎児と同じような小さな小さな姿で生まれ、目や鼻や耳は未完成です。

そんな子なのに、生まれたとたんに、たいへんな旅をすることになります。
だって、産道から袋の入り口まで、たった1㎝で1gほどの不完全な子が、
20㎝以上の道のりを移動するのです。

そのための小さな手足と、袋の中にある乳首に吸い付くための口だけが
とりあえず機能します。

そういうことですから、袋にたどり着くまでに死んでしまう子も珍しくありません。

生まれた子どもが無事に袋の中にたどり着いて乳首に吸い付くと、
中の子どもがある程度育つまで、袋の口は閉じてしまいます。
そしてその間、子どもの口は乳首にくっついて離れなくなるのです。
うまく出来ていますよねぇ。。。

そう、お母さんの袋は、人間の子が未熟児で生まれた時の「保育器」と同じなのです。

カンガルーの子どもが袋から顔を出しているのは、
そういうワケで、ある程度成長してからなのですって。

そう思って見ると、お母さんの袋から顔を出している子どもはすごいんですね。
さらに、自分の子どもがここまで成長したことにも、ありがたみが増しました♪

母の日ということで、尚さら有袋類の姿に感じ入ったのかも知れません。


埼玉県こども動物自然公園には、コアラが居ました。
上野動物園には居なくて、多摩動物公園には居ます。
貴重な動物なのですね。

ですから、コアラさんはさすがに表には居なくて、
ガラスケースの中で大切に飼われています。

ユーカリのことも、詳しく展示してありました。DSCF2600.jpg

DSCF2601.jpg


同じ一画に、アリクイもいました。
DSCF2611.jpg

リクガメものどかに歩いていましたよ。
DSCF2613.jpg



子どもたちは、コアラみたいになって写真に納まりました(笑)
DSCF2598.jpg
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。