王子のきつね [散策]

落語でおなじみの「王子のきつね」・・・舞台になった王子稲荷神社に行きました。
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登場人物の名前等はうろ覚えなのできっと違いますが、
とりあえずストーリーはこんな感じだったと思います。

『王子稲荷の狐は、よく人を化かすと評判だったのですが、 ある夕方、そばを通りかかった熊さんは、 狐が女性に化ける、まさにその時を見てしまいました。 何しろたくさんの人が化かされていますので、ココでだまされたふりをして、 逆にだましてやろうと思いついた熊さんは、 「よう、お花ちゃんじゃないか、俺だよ、熊!久しぶりだなぁ」と話しかけます。 狐さんの方も、だます相手を物色しようと思ったら、向こうから飛び込んできたのです。 渡りに船と、話にのります。 「あら、熊さん本当にお久しぶりだねぇ」 「そこで飯でも食おうじゃないか」 と、料亭「扇屋」に入り、お酒を酌み交わします。 そのうち、狐はお酒に酔って寝てしまいます。 熊さんは、お店の人に彼女(?)がお勘定を払うからと、 お土産の卵焼きまでせしめて、してやったりと先に帰ってしまいます。 目覚めた狐は、お店の人にそれを聞いて仰天した拍子に、 尻尾や耳が狐に戻ってしまいます・・・文字通り尻尾を出したのです。 お店の人にバレて追い立てられ、ほうほうのていで王子稲荷に逃げ込みます。 さて、扇屋の主人や、熊さんの友人のいろんな話しもありますが端折って。。。 狐は執念深いんだから、祟られると言われて震え上がり、 熊さんはぼた餅を持って王子稲荷に謝りに行きますが、 例の狐は母狐で、ひどい目にあって寝込んでいました。 熊さんは、お社の前で遊んでいた子狐に事情を話し、 持って行ったぼた餅を託して帰ります。 子狐が言われた通りに話すと、「人間が来たのかい、人間っていうのは執念深いんだね」 「でも、母ちゃん、ぼた餅くれたよ。美味しそうだよ。食べようよ」 「いや、食べちゃ行けないよ。馬の糞かも知れない」』

というオチがつく話しです。
ちなみに、扇屋さんというのは当時の実在の料亭で、
江戸時代の料亭番付にも載るほどの名店だったようです。
今では料亭は畳んでしまいましたが、落語に出てきた卵焼きはまだ売られています。


枕が長くなりましたが(笑)、その王子稲荷神社。
もう夕方だったので、薄暗く、一人ではちょっと気味が悪かったです。
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こういう狛犬さんは、他の神社と同じですが、
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でも、かなり古びて味が出ています。
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そして、お使いの狐さんが、あちこちにたくさんいらっしゃいました。
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神秘的な雰囲気が満載でした。


皆さんご存じなのかも知れませんが、ちょっと面白いモノがあったので、それは明日♪(笑)
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HOTCOOL

引っ張るのね。。。
by HOTCOOL (2014-12-08 05:27) 

mutumin

面白いモノってなんだろう?
by mutumin (2014-12-08 12:49) 

まほ

☆ HOTCOOLさん
ええ、ここぞとばかり♪(爆)

☆ mutuminさん
今日の記事の通りです。
やってみたいでしょ?
by まほ (2014-12-09 01:46) 

親知らず

その卵焼き、食べてみたいなー。
by 親知らず (2014-12-10 08:40) 

まほ

☆ 親知らずさん
老舗の味ですからね。
私も買わずに帰ってきてしまったので、
今度ご一緒に行って、願掛けの石を持ち上げ、
卵焼きを買って帰りますか!?(笑)
by まほ (2014-12-11 02:30) 

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