日フィル&アレクサンドル・ラザレフ [コンサート]

私の中の、クラシックの井戸が枯渇しているときでした。
まどみさんが、「一緒に行かない?」と誘って下さったのです。

それも、会場は大宮ソニックシティ大ホール、近いです。
「渡りに船」と乗せて貰いました♪
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首席指揮者のアレクサンドル・ラザレフさんは、非常にサービス精神旺盛な人でした。
演奏の前に、通訳者と二人だけでステージに登場し、
演目のシューマンとブラームスについて、お話しになりました。

シューマンを非常に尊敬し、まだ音大生だった頃に訪ねていったブラームス。
作品を見たシューマンは、音楽仲間を集めてブラームスを紹介しました。
「諸君、帽子を取りたまえ、尊敬すべき音楽家ブラームス君だ」
ブラームスは、それを聞いてものすごく感激し、
以来、2人とシューマンの妻クララとの仲は、親密なものとなりました。

ラザレフ氏は、シューマンの死後のクララ夫人と、ブラームスとの仲を明かしました。
傷心のクララ夫人を献身的に支えながら、恋心を打ち明けたブラームスですが、
クララ夫人は応じませんでした。

何の進展も無いまま数年経ち、やっとブラームスの情熱に絆され、
クララ夫人がブラームスを思い始めた頃は、彼の熱は冷めてしまっていました。

ラザレフ氏は「女心は分からないモノです」と会場を沸かせて、演奏に導入しました(笑)


さて、彼の指揮ですが、情熱的で明るく、
私の中の、排他的でプライドが高く、暗いロシア人のイメージを払拭してくれました。
どーいうイメージだったのでしょ(笑)

演奏のラストシーンで、客席の方を向いてアピールする指揮者を、
私は始めて見ましたよ(笑)

演目は違いますが、アレクサンドル・ラザレフ氏の指揮の様子です。




小菅優さんのピアノも素敵でした。
男性的な演奏で、全身を使い、椅子の上で飛び跳ねる程の熱演!
DSCF4901.jpg

シューマンとブラームス、そしてシューマンの妻との繋がりを教わり、
全体に流れるテーマは愛ですと言われてから演奏を聴いたので、
私のイメージも、とてもロマンティックな感じでした。

アンコールもエルガーの「愛の挨拶」で、小品ですが感動モノでした。


連れて行ってもらって良かった!
とても楽しかったです。

まどみさん、ありがとうございました♡
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HOTCOOL

「渡りに船」という演目があったのかと思った(笑)
by HOTCOOL (2014-03-22 05:14) 

mutumin

私も暫くクラシック聞いてないわ。
心落ち着く楽しい時間でしたね。
by mutumin (2014-03-22 05:56) 

pn

また随分と酷いイメージで(^_^;)
by pn (2014-03-22 06:32) 

フサヲ

恐らく、私が唯一まともに聴いたクラシック、
カタルーニャ音楽堂でのコンサートも、ロシアの交響楽団の演奏でした。
ロシアと言えば私も、暗いけど厳かな、ツァーリなイメージです (^ ^;)
(なんて感覚的な説明、汗々)

*アーモンドって、高カロリーで、油の塊だと思っていたので、
教えて下さった内容、本当にビックリです・・・ Σ(・ ・。)!
by フサヲ (2014-03-22 10:38) 

後輩の爺

シュ-マンは余り聴きませんがブラ-ムスの2番は良いですね。
アンコ-ルもいい曲で良かったですね。
by 後輩の爺 (2014-03-22 11:09) 

まほ

☆ HOTCOOLさん
あはは、有りそう!(笑)

☆ mutuminさん
クラシックは、終始総立ちで頭上拍手しなくても良いですからね(笑)
まして、全員でジャンプなんか無いし♪

☆ pnさん
まぁ、私の勝手なイメージですけどね(笑)

☆ フサヲさん
すごい、初めて聴いたクラシックがそれとは、贅沢です。
そう、アーモンド優れものでしょう?
一日に10粒から20粒で充分みたいです。

☆ 後輩の爺さん
本当はピアノ曲が好きなのです。
シューマンも素晴らしいですが、どちらかと言えば「トロイメライ」が好きです。
チャイコフスキーやグリーグのピアノ協奏曲、すごく良いです。
by まほ (2014-03-23 02:12) 

親知らず

気の利いたユーモアのある指揮者なんですね。
親しみを感じます。
by 親知らず (2014-03-27 08:19) 

まほ

☆ 親知らずさん
ええ、とてもフレンドリーな雰囲気の方でした。
by まほ (2014-03-31 01:10) 

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