気力

病気を治すということは、気力が第一ですね。

医療関係者の話では、
一般に、女性の方が男性よりもリハビリを一所懸命やるそうです。
男性は「いたたたっ、痛いからもういいっ！」と放棄したがり、
女性は痛くても黙々と、係の先生の言うとおりにやります。

そこには遺伝子の関係か、女性の方が痛みに強いということもありますが、
女性は、ご飯もつくらないといけないし、掃除も洗濯もある。
つまり、日常の仕事があるから、帰宅したら働けなければ困ります。
でも、男性はメインの仕事をリタイヤしたとすれば、
治すべき所が治らなくても、家で誰かに面倒を看てもらえる。
家で、どうしてもしなければならないことが少ない。
その気力の差だと思うのです。


義母は、大腸ガンの手術をしたあとも、膵臓ガンの手術をしたあとも、
頑張って食べ、復活して主婦として頑張ってきました。
義父がまだ存命でしたので、家の仕事がありましたから。

その義父が亡くなり、自分も80歳半ばを過ぎると、
食事も自分一人分ですし、ヘルパーさんが来て掃除洗濯をしてくれますので、
やることが無くなったのでしょう。
買い物はだいぶ前から私が代理でやっていましたし、
定期的に主治医の元に通うほかは、何も無いのです。

いつの間にか少しずつ、食欲が無くなり、
月に2回ぐらいは伊勢丹での買い物をしていたのに、出かけなくなり、
とうとう先月からの入院となりました。

同じ年頃の友人や近所の人たちに、まともに歩ける人が減ってきたのに、
義母は、ちゃんと杖もつかずに歩けるのが自慢でした。
でも、たまにしか歩かなくなると、歩けなくなってきました。

女学校時代はバレーボールの選手だったので、毎日暗くなるまで練習し、
幾多の試合も経験しました。
結婚の前日に、仲間がお祝いだと言って集まって、
結局またバレーボールをしたので、結婚式の当日身支度をしてくれた人に、
「こんな真っ黒に日焼けした花嫁は、初めてです」と笑われたそうです。
若い頃、そうして体を鍛えたことが幸いして、年を取っても元気なのだと言っていました。

そんな義母が、いつからか「もう来年は(自分は)居ないのかしら」
と言うようになったのです。
「今や100歳まで生きる時代なんだから、まだまだよ！」と言いますと、
「お父さん(義父)の3回忌も済んだし、もう良いんじゃない？」などと・・・。
なんだか、気力が萎えてきた感じなのです。

点滴で栄養を体に回して体力がつけば、気力も充実しないでしょうか。
いや、して欲しいです。
復活して、家に戻ってきて欲しいです！

コメント 9

復活するさ！

by HOTCOOL (2012-07-30 05:09) 

大丈夫！中心静脈栄養が入ればどんどん元気になりますよ。
行く度に顔色が良くなりますから、楽しみにお出かけ下さい。
もともと元気な人なんですから。そもそも物も言えないくらい萎えていたのが
それだけ喋れるようになったんでしょう？
ただのバッテリー切れですから充電すれば、家に帰れますよ。
by 親知らず (2012-07-30 07:47) 

うん、やる事無いと、体動かさないとダメよ。
by pn (2012-07-30 08:34) 

鬼嫁になると良いかもしれない！
by ルシファー (2012-07-30 09:08) 

私も母をみて来たけど、娘だと甘えてやって貰う事が多い。
鬼嫁だと対抗意識が出て、お世話にあまりなりたくないと思うから頑張る。
それから言ったら、まほさんは娘のようなもんなんじゃない？！
by mutumin (2012-07-30 13:29) 

病は気から…
病気になると余計なことも考えるし
ちょっと気弱になってしまってるだけ


by まお (2012-07-30 23:12) 

☆　HOTCOOLさん
ええ、あの世代は強いんです！

☆　親知らずさん
楽しそうに話をしていましたし、食事は少し出来たようです。
口から栄養を摂って、元気になりますよね♪

☆　ｐｎさん
そうなんです。
やること無いと・・・ねぇ。

☆　ルシファーさん
そういう発想は無かったです。
「娘のように親身に」とは思っても。。。

☆　mutuminさん
そうか、甘えてしまうのですかねぇ・・・。
それで元気になるなら良いのですが。

☆　まおさん
そう、そうですよね！
by まほ (2012-07-31 01:01) 

早くお元気になって、きちんとお食事ができるように
なると良いですね☆

by s_29 (2012-07-31 23:04) 

☆　s_29さん
ありがとうございます。
今日も、少しずつだけど食べられたと言っていました♪
by まほ (2012-08-01 02:09)