公園デビュー [子育て]

「公園デビュー」とは、子どもが生まれて歩ける程度に成長したら、公園に遊びに連れて行くと、

それ以前に連れて行っているママさんたちと挨拶を交わし、仲間に入らないといけない。

みたいな感じがあって、つまりは仁義を切らないと遊んでもらえないということらしいです。


ベビーカーから1歳未満の子が降りたって、

「おひけえなすっておくんなせぇ、・・・さっそくのお控えありがとうござんす。

てまえ生国と発しますところ関東です。関東関東と言っても広うござんす。

関東は埼玉、さいたま市は武蔵一宮、氷川神社で産湯をつかい・・・」と出来るワケもなく、

母親同士気が合いそうだと「何ヶ月ですかぁ?」「可愛いアップリケねぇ」とか、褒めあい(お世辞も少々)、

子ども同士を一緒に遊ばせてみてだいじょうぶと思ったら、そのまま見守りながら母親同士おしゃべりです。

出産の時どうだったとか、こんな病気をしたとか、他愛の無い話です。

この子とは上手く遊べないと思ったら、「○○ちゃん、あっちのブランコ好きなんだよね」などと言いつつ、

うまぁくその場を離れ、別の母子の所に近づいてみる・・・。

これがうまくいかなくて、誰ともお友だちになれないと、もうその公園に連れて行くことが出来なくなり、

あちこち渡り歩いた挙げ句、ノイローゼになるママさんもいるみたいです。


ところで、結婚前の私はあまり友だちを作るのが得意ではありませんでした。

でも、ベビーカーを押して公園に行ってみたら、ごく自然に「何ヶ月ですか?」と話しかけることが出来ました。

子どもという媒体を通してなら、気安く話をしかけることが出来るのです。

それで、うまく公園デビューしてしまい、友だちもたくさん出来ました。

その後のPTA関係も含め、結婚前の友人よりも子どもを産んでからの友人の数の方が圧倒的に多いです。


そうやってママ友が出来ると、何気ない会話から得ることも多いのです。

例えば「この子夜泣きがひどくてもう2週間も!」なんてママさんが居ると、

別のママさんが「あら、うちの子もそうなんですよ。困っちゃって」などと言う。

人は、悩みを抱えたとき、自分だけが苦労していると思って落ち込みがちですが、

他の人もそうだと分かると、気持ちがぐっと軽くなります。

一人目の子だと、子育ては何もかも初めてで新鮮です。

新鮮すぎて分からないことばかり・・・人に話すことで解決することもあるのです。

「公園デビュー」などと構えなくても良いから、なんとなく眺めているだけで、

気が合いそうなママさんがきっと見つかります。

私だって見つけたんですから♪
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HOTCOOL

ママ社会も大変ですね。
この前「名前のない女神たち」というママ友のドラマがありました。お互いの名前を呼び合う訳ではなく「〇〇ちゃんのママ」って呼び合う世界を描いていて、ちょっと怖かった。男子にはムリな世界と感じましたね。
by HOTCOOL (2011-07-15 04:38) 

ルシファー

↑「里穂パパとか紫苑パパ」とかやってたの観たけど、
そう言うこと?

赤ちゃんは友達作りでも鎹なんだね!
by ルシファー (2011-07-15 05:06) 

pn

たまにどう見ても輪に入れない乳母車押した若いかーちゃん見かける。
公園の隅で子供と遊んでるんだけど、俺が声かけても変だしなー(^_^;)
by pn (2011-07-15 06:30) 

mutumin

私は仕事してたので、公園デビューってのはなかったけど、0歳から保育園に入れていたので、保育園のお母さん方とお友達になりました。家は子供が生まれるのが遅かったので、まず、同じ位の年寄りママを物色!(笑)だって、同じ年位のママを探すとだいたい考え方が合うんですよ。ちょっとすると、10歳から15歳、若いお母さんが多い。でも、必ずいるんですよ!年寄りママ!(笑)保育時代が長かったので、先日も偶然お会いして、昔話をしてました。
by mutumin (2011-07-15 07:59) 

親知らず

私も仕事していたので、公園デビューは無かったけど
きっと上手く出来ないと思う。
歯の浮くようなお世辞言えないし。
mutuminさんが仰るように、ママ達の年齢が10歳位若かったし。
幼稚園で一緒だった子供のお母さん家に遊びに行ったら
お菓子食べながら歩き回って、ボロボロこぼすのを見て
駄目だ~と思ったり、鼻水を袖で拭くような子と
玩具を共有したくなかったし。
他の人から見たら、タカビーなママだったかも。
そんな私が、母娘共に気が合うまほさんと出会うなんて奇跡です。
娘達に感謝です。
by 親知らず (2011-07-15 13:39) 

まほ

☆ HOTCOOLさん
そう言えば、私たちの中にも「○○くんママ」って呼ぶ人が多かったです。
私はそれがイヤなので、「佐藤さん」「鈴木さん」って呼んでました。
同じような話が、夫婦間で子どもが出来ると
「パパ(お父さん)」「ママ(お母さん)」と呼び合うこと。
私はそれに抵抗して、結婚当時のまま「○○ちゃん」と夫を呼びます♪

☆ ルシファーさん
ママ自身の個性が無くなる感じで、イヤでしょう?
おっしゃる通り「子は鎹」は友人にも言えますよ。

☆ pnさん
確かに・・・男性のpnさんが声をかけたら、ただのナンパです(笑)
寂しそうで、放っておけない気持ちは分かりますけどね。

☆ mutuminさん
私の場合は、結婚も出産も遅かったので、
やはり他のママさんよりは10歳ぐらい年上でしたね。
「年寄りママ」その呼び名ヤダなぁ・・・「お姉さんママ」とかどうでしょ?(笑)

☆ 親知らずさん
それが、若いママさんでもお友だちになれましたよ。
だから、結局は人となりです。
最初は当たり障りのない会話をして、それから見極めるのです。
公園でお友だちになった人の中に、今でもつきあっている人が居ますが、
それこそタカピーな言い方をすれば、淘汰して残ったのが3人だけです。
その人たちは、子育てや常識に関する意見が合って、
今でも、おしゃべりしていても楽しい人ばかりです。
月に一回ぐらいは、ランチするんですよ。
いろんな母や子が居ますから、みんなとお友だちは無理ですよね。
だから私も、親知らずさんとお友だちになれたことは、光栄の至りです♪
by まほ (2011-07-16 00:47) 

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