手が後ろに回る!? [地域活動]

区民まつり二日目のことでした。

みんなでホットコーヒーを売っていると、
1人の男性がやってきて、紙コップを差し出しました。

ホットコーヒーを入れるための、少し厚手の紙コップで、
うちのモノなのはすぐに分かりました。

どうされました?」と聞くと、さらに紙コップを差し出します。
「・・・」のぞき込むと、カップの底に少し余ったコーヒーとハエが見えました。

その男性は、気を使ってくれていたようで、声を出さずに目顔で合図です。

「あらぁ・・・でも(うちで入ったモノではありませんよ)」と言おうとすると、
両手首を前で合わせて差し出す動作(手錠をかけられる形)をします。

他のお客さまも居ますから、こちらも声は出せません。
でも・・・と言いたかったのですが、
しょうがないので新しいカップに新しいコーヒーを差し上げました。

でもね、私たちは紙コップをお盆の上に敷いた布巾の上に伏せて置いていました。
ご注文を受けるたびに、そのカップを取りポットから注ぐので入りようがありません。

コーヒーをドリップしている方も、上にドリッパーがあるので、
ガラスボットの中には何も入らない構造です。

落としたコーヒーを一度ポットに入れて前の販売テーブルに置くのですが、
その時にだってハエがとまっていたら分かります。


結局、私たちの中では、買って行った人がそばに置いたり、
カップを持ってうろうろしている間に入ったのではないかと思っています。

ただ、一般のお客さんではなく、いくつか離れたブースに居た人みたいですし、
ご好意で、おおっぴらに騒がず教えてくれたと思って、
私たちも、事なきを得て良かった・・・という結論にしました。

ですが、実際に販売に携わっていた私は、なんだかスッキリしません。

その男性も、私たちが売っていた環境を見れば、
「あれ?これじゃ入りようがないなぁ」と、
購入後に入ったと、思ってくれても良いのにそうではなかったし。。。


区役所の裏手には川が流れているので、ハエは多いところで、
私たちのブース(テント)にもハエが飛んでいました。

すると、仲間の1人が「Nさんが来てる。追っ払っちゃだめよ」と言います。
私がこの組織に加入した数か月前、仲間の1人が突然病死しました。

その人が、区民まつりには心配して現れると言うのです。
ずっとバリスタ役(コーヒードリップをする役)をしてくれていたそうです。
ハエになって???とは思いますが、そう聞けばむげに追い払えません。

でも本当に、その1匹のハエは、気ままにあちこち飛び回り、
時々テントの奥にとまって、また飛び回ってずっとうちのテントに居ました。


紙コップの底のハエを見せられた時、とっさに「Nさん?」と思い見回すと、
ちゃんとテントの壁にとまっていました(笑)


まぁ、そんなこともありましたが、みんなで力を合わせて、
楽しく区民まつりを過ごし、無事に終わりました♪
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mutumin

納得出来ないけど、良い方に考えるしかないですね。
by mutumin (2018-11-15 06:42) 

まほ

☆ mutuminさん
とっさのことで言い訳も出来ず、悔しかったけど、
他のお客さんも居たので、大ごとにならなかっただけマシですね。
by まほ (2018-11-17 01:10) 

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