バケモノの子 [映画]

1人でふらりとユナイテッドシネマに行ってきました。

観たのは「バケモノの子」細田守作品です。 →公式サイト

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人はどうやって生きていくのか、家族って何か、強さって何か?
いろいろな疑問をなげかけてくる作品でした。

渋谷の街は、人間界とバケモノ界の多重構造になっているらしいです。
見慣れた渋谷の風景が、建物の細い隙間から入り込むと、
バケモノの街「渋天街(じゅうてんがい)」になっています。

父親と離婚して母親に引き取られていた9歳の男の子は、
母親を事故で亡くし、その実家に引き取られようとしていましたが、
跡取りとして、と、恩着せがましいその大人達から逃れて街をさまよいます。

気は強いけれどひ弱な少年は、人間界でひとりぼっち・・・、
バケモノ界に迷い込んだ彼は、
そっちの世界でひとりぼっちの熊轍(くまてつ)の弟子になることに。

私は子育てをしてきて、子どもと一緒に親も成長するとよく言いますが、
まさにそれです。
熊轍も、九太と名付けたその少年とともに、どんどん成長していくのです。

熊轍は自分勝手で粗野でわがままなのですが、とてつもなく強いです。
でも、その強さは誰にも習っていない、自己流の強さです。
自分で覚えた強さは、九太に伝授することが出来ません。

それで、焦れたり腹を立てたりしますが、
熊轍の技を吸収して強くなっていく九太を見て、いつのまにか自分も成長するのです。

パンフレット
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ネタバレになりますので、あまり詳しく言えませんが、
最後の闘いは、ちょっとオーバーかなと私は思いました。
アニメならではの世界ですから、あのぐらいスケールが大きい方が良いのでしょうか?

また、あそこまで広げないと、熊轍と九太の繋がりを希薄なモノにしてしまう?
ちょっと疑問が残りましたが、でも感動しました。

良いストーリーでした。

前評判通りです。
ご興味のある方はどうぞ♪


蛇足ですが、小栗旬さんや宇梶剛さんが、ほんのモブ(ちょい役)で出ていました。
「あれ?この声って???」と後で確かめるとそうでした。
細田さんの求心力?すごいですね~!

それとね「チコ」という、なんだか分からない小動物が出てくるのですが、
九太といつも一緒で、髪の毛や襟元から顔を出すのが可愛いです。
大切な場面で、良い役割をしています。
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コメント 4

HOTCOOL

そういえば、チコの正体が明らかにされませんでしたね。
by HOTCOOL (2015-08-30 04:42) 

親知らず

あら、お1人で行かれたのなら、声をかけて頂ければ御一緒したのにー。
by 親知らず (2015-08-30 07:57) 

公園児

一人でふらりと映画・・・渋谷まで・・・いいですネ♪


by 公園児 (2015-08-30 21:45) 

まほ

☆ HOTCOOLさん
バケモノ界に迷い込む前の九太(蓮)が、
「なんだ?鼠か?」という台詞がありますが、
それにしては鼠らしくないですよね。
とにかく、可愛かったです。

☆ 親知らずさん
あ-、残念なことをしましたぁ(T-T)

☆ 公園児さん
いやいや、観に行ったのはユナイテッドシネマ浦和です。
映画が、渋谷が舞台になっています(笑)
by まほ (2015-08-31 01:58) 

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