大ニセモノ博覧会(国立歴史民俗博物館) [博物館]

5日に、夫と千葉県佐倉市まで行ってきました。
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国立歴史民俗博物館で催された「大ニセモノ博覧会」が目的です。
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子どもの日だったので、お子さまは無料というのも影響したのか、
展示の面白さからか、ネズミの国みたいな長蛇の列でした。。。
入り口前に、鯉のぼりが翻っていました~!
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と、思いましたら、小中学生は元々無料でした・・・太っ腹ですね!(笑)

「なんでも鑑定団」をご覧になったことがある方なら、
世の中、本物と信じていたのにニセモノだったなんて話は、
たくさんあるのがお分かりでしょう。

また、ニセモノと知っていてもブランド品だと偽って売ったり、
自分の名誉のために、発掘調査で何か見つけたと申し出たり、
いろいろなお話しがあります。

かと思うと、縄文時代、貝が採れない土地で、
どこかで見た貝のアクセサリーが良いと思ったのか、
粘土で作った貝みたいな材料のアクセサリーが出土されたりしています。
ニセモノ・・・と言えばニセモノですが、可愛いものですね。

昭和の初期、豪商の家で行われた宴会では、
その家に代々伝わる有名な作家の書画や焼き物が飾られましたが、
それらは必ずしも本物ではなかったのに、
家の格を表すために置かれ、誰も疑いませんでした。

かと思うと、イミテーション、レプリカと言われる、
本物はちゃんとあって大切に保管され、
どういうモノか見せるために、そっくりに作るということもありました。


コーナーの一つに、大金を持ってみようというコーナーがあり、賑わっていました。
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一億円 → 約10kg
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千両箱 → 約17kg
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慶長大判 → 約165g
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どれも持ってみると、予想よりはずっと重く、
千両箱など簡単には持ち上がりませんでした。
時代劇で鼠小僧が、千両箱を担いで屋根の上をひょいひょい、
・・・無理だと思いますっ! キッパリ★

最後に、この気味の悪いモノは、人魚です。
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アンデルセンの童話やディズニーのアリエルとはまーったく違いますが、
江戸時代の終わりから明治の初めにかけて、和歌山で盛んに作られ、
信仰の対象として海外に輸出されていました。

そう、ニセモノです。
サルの死骸を上半身に、鮭を下半身にくっつけたモノなのです。

ペリーの航海日誌にも載っている記録を元に、
ここ「国立歴史民俗博物館」で製作された、本物のニセモノ(???)です。


とにかく、いろいろなニセモノを、本物と対比したり、
古い芸術作品を贋作か真作か評価したり、
すごく面白い展示でした。

だんだん「本物と信じるならそれで良いじゃん♪」と思えてきてしまいます(笑)


残念ながら、5月6日まででした。
もっと早く行って、もっと早くご紹介すれば良かったと、
自分が観てから思いました。。。(/_;)
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HOTCOOL

もっと早く紹介して欲しかった(笑)
by HOTCOOL (2015-05-07 04:28) 

mutumin

千両箱や小判触れるんですか?
触ってみたい!
楽しめる展示ですね。。。
by mutumin (2015-05-07 04:44) 

pn

1億10kgかぁ、するってーと500kgになるのか俺の場合(笑)
by pn (2015-05-07 09:11) 

まほ

☆ HOTCOOLさん
ホント、面白かったですよ~♪(笑)

☆ mutuminさん
同じ重さと形にしたモノですが、本物にせよニセモノにせよ、
一生触る機会のないものですからね。

☆ pnさん
当たると良いですね~!(笑)
by まほ (2015-05-08 01:57) 

親知らず

面白い展示ですね。
見たかったわー。
by 親知らず (2015-05-10 18:53) 

まほ

☆ 親知らずさん
もう少し前に行ったらご紹介できましたのに、残念です。
by まほ (2015-05-11 01:01) 

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