盆栽は小宇宙

外国の方々が、わざわざ日本にやってきて盆栽のお勉強をするそうです。

盆栽の博物館や、旧家のお庭を観て「素晴らしい!小宇宙だ!」とおっしゃる。

私的には、盆栽は普通の樹を小さな器に植えて、
切るのはもちろん、折り曲げたりねじったりして、
無理やり良い形にするというスタイルがどうもダメ。

確かに、ジオラマと同じことかも知れませんが、
どうも不自然な気がしてしょうがありません。

見事な形と言われても、大きな樹を剪定したのではなく、
小さなところに納めようと無理に押し込めた感じでしょう?

何年もかけてそういう形にする苦労も、芸術性も、
分からないことはありませんが、どうも抵抗があります。

内緒ですが、うちの社長はそんな盆栽の団体の一つで役員をやっています。
盆栽大好きで、業界の集まりの時に自分の盆栽を持ってきて、
ステージ上に飾ったりしますが、はた迷惑です。

だって、若手に「後部座席に乗せてくれ」と言うのですが、
もしも、ドアにぶつかって枝が折れたりしたらたいへんと、
頼まれた人たちは戦々恐々としてしまうそうで・・・(笑)


そんな社長が作った盆栽カレンダーは、もちろん全部盆栽です。
カレンダーの月日とは別なプラスティックに印刷された盆栽は、
色鮮やかで透明感があってきれいなのですが、
会社のカレンダーなど、日付が分かれば良いワケで、
不必要な豪華さなのです。

でも、外国からいらっしゃった方々は、「小宇宙」がお好きだと聞いたので、
親知らずさんに、NOVAの先生でお好きな方が居たらと、
お渡ししたことがありましたが、どうも趣味が合わなかったようでした(笑)
 → その時の記事


毎年、このカレンダーには苦労させられます。
大きい、重い、面白くない・・・3O(さんおー)ではありませんか!(笑)
割合洋風に作ってしまった我が家には、
この重厚なカレンダーが合う部屋はありません。。。

どこかに、盆栽は小宇宙だと感動してくれる外人さんはいませんかぁ?

この立派な盆栽カレンダー、さしあげないともったいないです。
nice!(6)  コメント(5) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。