いつものお店でいつものメニュー

と申しましても、食べ物ではなく美容室です。

私など、リーズナブルなお店で指名もしませんので、
たくさんいる美容師さんの、手の空いている人にやってもらいます。

いつも、あまり話をせずにいるのですが、
話しかけられたら応えない私ではありません(笑)


若い男性美容師の話は、最近ハサミを買い替えたことです。

すきバサミとカットバサミの両方で20万円以上もしたのだけれど、
重みから切れ味まで、高いだけのことはあるそうです。

この業界のハサミ屋さんは、私が思っていたよりも多く、
営業の人たちが、入れ替わり立ち代わりやってくる。

高い買い物なので、一つ売れたら成績がぐっと伸びるので、
彼らは熱心で・・・まぁしつこいほど。。。

ところが、ベテランはもう「これ!」という、
慣れたメーカーでないといけなくて、ほとんど見向きもしない。
新規開拓は、ものすごく難しいのだそうです。

だから営業はたいへんで、僕は絶対やりたくない。


まぁ、どんな業界でも営業さんはたいへんですし、
彼の業界だって、生き残るのはたいへんでしょう。


高齢化社会で、上にお年を召した方が詰まっていて、
若年層は、少ないとは言え、どんどん入ってきます。

生き残るためには、技術も話術も磨き、高いハサミでも頑張って買うのです。

それでも、手に職を付けてこの世界での将来を夢見る若者は輝いていました。

ロングヘアのお母さんに、家庭で切ってあげたりしないの?と聞くと、
ちゃんとしたハサミも鏡もシャンプー台も無い家で、
自分の腕を無駄に使いたくないと言っていました。

あープロのプライドだね、と言うと嬉しそうでした。

ホント、若くてもプロなんですねぇ。


何も技術がない私は、ちょっとうらやましい気持ちでした。
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