テストパターンって何？

私が生まれてすぐぐらいに、テレビジョン放送開始になりました。

初の日米衛生生中継が、ケネディ暗殺を映し出したのはあまりにも有名です。
東京オリンピックの1年前のことでした。

その1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時に、
一般家庭に爆発的にテレビが普及したそうですね。

ドラマもバラエティも生放送で、出演者や製作者はたいへんだったことでしょう。

そのせいか否か、テレビは毎日何度も休みました。

確か・・・朝、6時頃からニュースやドラマを数時間やるとお休みに入り、
お昼のニュースやドラマをまた数時間やって夕方まで休み、
夜もバラエティなどをやっては10時か11時頃でもうお休みでした。

お休みに入る前に、このようなテストパターンが出ましたっけ。。。


しばらくこれが映って、あとは砂嵐になるのです。


そうそう、放送事故の時も、テストパターンが映りました。
テレビを見ていると、パッと画面がこれに変わり、
「しばらくお待ちください」と文字が入ります。
本当に、長いこと待たされることも多かったです。

でまた、何事も無かったように放送が続くのでした(笑)


最近のテストパターンはカラフルですが、あまり見ることがなくなりました。


なにしろ、テレビは休まなくなりました。

深夜というか明け方まで何かやっていて、
たまに数時間休むか休まないかという感じで、また早朝からやっていますね。


視聴者のニーズが多様になったことも一因でしょう。
1人に１台テレビを持っている時代なので、老若男女の要求に答えるためには、
夜更かしな人には深夜のバラエティ、早起きの人には情報番組。

あーでもいずれは、観たい時に観たい番組を引っ張り出して観る、
オンデマンドだけになるのかも知れません。

番組表も無くなって、いつでもどこでも好きな番組を観るようになりますね。

それはもう、すぐそこの未来でしょう。

テストパターンも砂嵐も必要なくなります。

「テストパターンって、なに？」と聞かれる日も、もうすぐ？(笑)