托卵する鳥される鳥 [生き物]
ずっと前に、mutuminさんのブログで、
鳥の雛が地面に落ちていた記事がありました。
その時托卵(たくらん)だと思ったのは、以前動物関係のテレビ番組で、
托卵のことを取り上げていたからです。
托卵は、卵を預けられるモズやヨシキリの方が可哀想に思えますが、
預けるカッコウやホトトギスの方にも、のっぴきならない理由があるのです。
カッコウは、ヒナを育てる能力に欠けるのです。
それで、自分の卵と似ている鳥の巣に、自分の卵を一つ置いて来ます。
無事に育てと祈りをこめて・・・いるかどうかは分かりませんが(笑)
托卵される方(仮親)の卵よりも、一足早く孵ったカッコウのヒナには、
一つの特徴が備わっています。
孵化して24時間の間だけ、背中にくぼみがあって、
カッコウのヒナは、そのくぼみに仮親の卵を乗せて巣から落とすのです。
テレビでその場面の記録フィルムを観ましたが、
まだヨレヨレのヒナが、孵化したばかりの自分と比べると、
かなり大きくて重い卵を背中に乗せて、巣の縁まで運ぶと、
巣の壁に背中を向けて押しつけるようにして伸び上がります。
本当に落とすつもりなのか、ただその行為が本能的なモノで、
そうすることだけが目的なのかは、分かりません。
でも、24時間以内にくぼみを使って卵を落下させなければ、
くぼみは消えて、仮親の卵が相次いで孵化してしまいます。
仮親のヒナとえさを共有したのでは、
体の大きなカッコウのヒナは生きていくことが出来ません。
mutuminさんのお庭のモズは、多分カッコウのヒナが卵を落としきれなくて、
孵化してしまったのだと思います。
カッコウのヒナは、本能的に危機を察知して、
必死で自分の後に生まれたヒナを落としにかかったのです。
でも、3羽のヒナを一回だけ落とせたものの、その後は駄目だったところをみると、
カッコウのヒナは、命を落としたと思います。
逆に、一度巣から落ちたヒナが、生き長らえたかどうかも分かりません。
その場合は、今頃カッコウのヒナは無事に巣立ったと思います。
(もちろん、mutuminご夫妻の行為を否定しているワケではありませんよ!)
自然の生存競争の厳しさですね。
どちらの鳥も、無事に巣立ったとしても猛禽類や猫に狙われたり、
自然現象等で、どんどん死んでいきます。
だからこそ、種の保存のために、一度に卵をたくさん産むように出来ているのですよね♪
モズやヨシキリなどの仮親は、自分よりも大きなヒナを、不思議にも思わず育て続けます。
鳥の親は、三角に開いた黄色いくちばしの中に、
えさを入れてやる本能が備わっているからです。
それが、自分に似ていなかろうが、自分よりも数段大きかろうが関係ありません。
それはもちろん、仮親も、その卵も可哀想ですが、
そうしなければいけないカッコウのヒナも、相当可哀想だと、私は思うのです。
どちらも、切ない話だと思いませんか?
鳥の雛が地面に落ちていた記事がありました。
その時托卵(たくらん)だと思ったのは、以前動物関係のテレビ番組で、
托卵のことを取り上げていたからです。
托卵は、卵を預けられるモズやヨシキリの方が可哀想に思えますが、
預けるカッコウやホトトギスの方にも、のっぴきならない理由があるのです。
カッコウは、ヒナを育てる能力に欠けるのです。
それで、自分の卵と似ている鳥の巣に、自分の卵を一つ置いて来ます。
無事に育てと祈りをこめて・・・いるかどうかは分かりませんが(笑)
托卵される方(仮親)の卵よりも、一足早く孵ったカッコウのヒナには、
一つの特徴が備わっています。
孵化して24時間の間だけ、背中にくぼみがあって、
カッコウのヒナは、そのくぼみに仮親の卵を乗せて巣から落とすのです。
テレビでその場面の記録フィルムを観ましたが、
まだヨレヨレのヒナが、孵化したばかりの自分と比べると、
かなり大きくて重い卵を背中に乗せて、巣の縁まで運ぶと、
巣の壁に背中を向けて押しつけるようにして伸び上がります。
本当に落とすつもりなのか、ただその行為が本能的なモノで、
そうすることだけが目的なのかは、分かりません。
でも、24時間以内にくぼみを使って卵を落下させなければ、
くぼみは消えて、仮親の卵が相次いで孵化してしまいます。
仮親のヒナとえさを共有したのでは、
体の大きなカッコウのヒナは生きていくことが出来ません。
mutuminさんのお庭のモズは、多分カッコウのヒナが卵を落としきれなくて、
孵化してしまったのだと思います。
カッコウのヒナは、本能的に危機を察知して、
必死で自分の後に生まれたヒナを落としにかかったのです。
でも、3羽のヒナを一回だけ落とせたものの、その後は駄目だったところをみると、
カッコウのヒナは、命を落としたと思います。
逆に、一度巣から落ちたヒナが、生き長らえたかどうかも分かりません。
その場合は、今頃カッコウのヒナは無事に巣立ったと思います。
(もちろん、mutuminご夫妻の行為を否定しているワケではありませんよ!)
自然の生存競争の厳しさですね。
どちらの鳥も、無事に巣立ったとしても猛禽類や猫に狙われたり、
自然現象等で、どんどん死んでいきます。
だからこそ、種の保存のために、一度に卵をたくさん産むように出来ているのですよね♪
モズやヨシキリなどの仮親は、自分よりも大きなヒナを、不思議にも思わず育て続けます。
鳥の親は、三角に開いた黄色いくちばしの中に、
えさを入れてやる本能が備わっているからです。
それが、自分に似ていなかろうが、自分よりも数段大きかろうが関係ありません。
それはもちろん、仮親も、その卵も可哀想ですが、
そうしなければいけないカッコウのヒナも、相当可哀想だと、私は思うのです。
どちらも、切ない話だと思いませんか?
2013-08-03 01:05
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コメント(6)
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落ちてる雛をそのままに出来ない気持ち・・・
きっと、自然の原理からはじかれる何かがあったから、こうして落ちてるんだろうな?と思いながら、見てしまった何かの縁だろうと思い、「生きて欲しい!と願い、入れてあげました。
2日位、親が餌を運んで、その後、来なくなったみたいです。
3日目から来なくなったので、何かあったんでしょうね!
可愛そうだけど、追求しないようにします。
by mutumin (2013-08-03 04:41)
可哀想というより背中のくぼみとか卵を落としたりとか気付かず(笑)エサをやる姿、自然とは、野生とは凄い(表現力無し)よね。
by pn (2013-08-03 06:51)
自然の掟は厳しいのね。
うちの子は自然界では生きていけないわ。
by 親知らず (2013-08-03 07:37)
自然の中で生きるのだから、野性の生き物は強くて凄いと思います。
by HOTCOOL (2013-08-03 11:50)
病院のナントカ箱に乳飲み子を置いて
他の親に育ててもらっている人間もいるのも悲しいよね
by パウロ (2013-08-03 17:19)
☆ mutuminさん
そうですよね・・・あんな、いたいけなヒナが落ちているのを見たら、
放ってはおけないお気持ちはよく分かります。
無事に巣立ったと思いましょうよ♪
まぁ、カッコウでもモズでも良いってことで(笑)
☆ pnさん
どちらも、「こうしなくちゃ」と思ってするワケじゃないのが哀れですね。
自然とは残酷で、だからすごいのです。
☆ 親知らずさん
あはは、私もそう思いました。
「えー、分かんない」「どうしたらいいのぉ?」なんてぐずぐずしていたら、
自然界では生きられません。
とっさの判断というか、動物的な勘がモノを言うのかも知れませんね。
☆ HOTCOOLさん
外敵もたくさん居るし、自然は厳しいし、
こんな過酷な試練まであって、おっしゃるとおりですねぇ・・・シミジミ(>_<)
☆ パウロさん
あら、ホント!
人間の方が、本能だけではない生き方をしているだけに、悲しいですね。
by まほ (2013-08-06 00:23)